刀を構えたエマが、敵の一撃をぎりぎりで弾く。
その瞬間、隣に控えていた白い犬・クゥが姿勢を変え、コマンド選択画面がスローモーションで開く——。
2026年7月15日、ゲームフリークの新作アクションRPG『ビースト・オブ・リンカネーション』の戦闘システム紹介映像が公開され、ゲーム好きのタイムラインを賑わせています。
ポケモンシリーズを長年手がけてきたあのゲームフリークが、なぜ今このタイミングで新作アクションRPGを出すのか。
この記事では、映像で明らかになった戦闘の仕組みと、その背景にある開発陣の狙いを掘り下げます。
先に結論をまとめると:
– パリィ成功でダメージ無効化+クゥのFPゲージ蓄積、ゲージ最大で「開花技」が発動する二段構えの戦闘システムです
– 発売日は2026年8月4日、対応機種はPS5・Xbox Series X|S・PC(Steam)で、Nintendo Switch版の情報は今のところありません
– ポケモン以外では初となるゲームフリークの大型新作で、開発チーム初のUE5(アンリアルエンジン5)採用作品でもあります
Xで話題になっていること
戦闘紹介映像を受けて、ゲームメディアの公式アカウントが相次いで投稿し、反応が広がっています。
電ファミニコゲーマーの投稿は次のように紹介しています。
ゲームフリークの新作アクションRPG『ビースト・オブ・リンカネーション』戦闘システムの紹介映像が公開https://t.co/RDssU7sXCX
主人公・エマが敵の攻撃を”パリィ”して、戦況に合った相棒の犬・クゥの「開花技」を発動。ダウンゲージをためて敵を仕留めるという流れが基本に pic.twitter.com/hzreYhZLfy

— 電ファミニコゲーマー (@denfaminicogame) 2026年7月15日
投稿にある通り、主人公・エマが敵の攻撃を「パリィ(攻撃を寸前で受け流し、ダメージを無効化する操作)」し、戦況に合わせて相棒犬クゥの「開花技」を発動、ダウンゲージを溜めて敵を仕留めるのが戦闘の基本サイクルです。
エマの操作感はリアルタイムのアクションそのものですが、開花技を選ぶ瞬間だけコマンド選択のような間合いが生まれる——このハイブリッドな構造が、多くのゲームファンの目を引いた理由のようです。
ただ、映像だけでは「実際どのくらいテンポよく戦えるのか」までは分かりません。
そこで、公開された一次情報を追加で確認してみました。
調べて分かったことパリィと開花技は具体的にどう連動するのか?
ファミ通の記事によると、敵には体力ゲージとは別に「ダウンゲージ」が用意されており、パリィを重ねることでこのダウンゲージが蓄積、体力を無視して一気にトドメを刺せる場面が生まれる設計になっています。
パリィが単なる回避手段ではなく、攻めの起点として機能する点が本作の特徴といえそうです。
さらに、パリィのたびにクゥのFPゲージ(開花技を発動するためのエネルギーゲージ)も溜まっていき、ゲージが満タンになるとクゥの「開花技」が使用可能になります。
開花技には敵に大ダメージとダウンゲージ蓄積を同時に与えるものから、複数の敵を拘束するものまで複数種類が用意されており、戦況に応じて選ぶ形式です。
技の選択中は時間の流れがゆっくりになるため、与ダメージやダウン値を確認しながら落ち着いて選べる仕様になっています。
ファミ通の紹介映像でもこの一連の流れが取り上げられていました。

ゲーフリ新作『ビースト・オブ・リンカネーション』パリィを軸とした剣戟の攻防と、相棒犬クゥの技で敵を倒すhttps://t.co/eXEj7UslLz
戦闘システム紹介映像が公開。リアルタイム剣戟アクションとコマンド選択(必殺技)が融合した戦闘をチェック。 pic.twitter.com/MFF8dU5nlO
— ファミ通.com (@famitsu) 2026年7月15日
X上では「クゥが可愛い」「爽快感がありそう」という好意的な声がある一方、「開花技を選ぶ間、テンポが止まって見える」という指摘も見られます。
リアルタイムアクションの緊張感と、コマンド選択の落ち着いた判断時間をどう両立させるかは、発売後に実際に触れてみないと分からない部分でしょう。
なぜゲームフリークがこの新作を作ったのか?
本作のディレクター・古島康太氏はファミ通のインタビューで、「異なるテイストに挑戦するぞ」という意識が先にあったわけではなく、「一人と一匹が過酷な世界を旅する」というコンセプトを実現するために、結果としてこの表現手法にたどり着いたと語っています。
物語の舞台は西暦4026年、「穢れ」と呼ばれる存在によってほぼ人類が滅んだ日本。
過酷な世界観を成立させるために、あえて遠い未来を選んだといいます。
ゲームフリークといえばポケモンシリーズの開発元として知られていますが、本作は同社にとってポケモン以外では初の大型新作であり、初めてUE5を採用したプロジェクトでもあります。
長年培ってきたRPGのゲームデザイン力と、フォトリアル寄りの新しいグラフィック表現を組み合わせる挑戦と位置づけられそうです。
主人公エマの声は石川由依さんが担当することも発表されており、演出面への力の入れ方もうかがえます。
発売日・対応機種・価格はどうなっているのか?
発売日は2026年8月4日で確定しています。
対応機種はPS5、Xbox Series X|S、PC(Steam)の3機種で、Nintendo Switch版に関する言及は今のところ見当たりません。
価格はダウンロード通常版が7,980円、ダウンロードデラックス版とPS5パッケージ版が8,980円(いずれも税込)とされています。
Xbox Game Passにも発売日から対応する予定で、複数の入手経路が用意されている点も特徴です。
Shiritomo GAME編集部の考察
パリィを起点に攻めの流れを作る設計は、近年のアクションRPGで定番になりつつある手法ですが、本作が面白いのは、その先にある「開花技」の選択がコマンド選択という異質な操作に切り替わる点です。
リアルタイムの緊張と、立ち止まって考える判断を1つの戦闘サイクルの中に同居させる試みは、プレイヤーの集中の使い方そのものを変える可能性があります。
X上で挙がっている「テンポが止まる」という懸念は、実はこの設計が狙った効果の裏返しとも読めます。
ソウルライクのような受け流し主体のアクションに、育成型RPGの「選ぶ楽しさ」を接木する発想は、ポケモンで培った「選択によって戦況を組み立てる」ゲームデザインの延長線上にあるとも考えられます。
発売後の実プレイでこのテンポ感がどう評価されるかが、本作の評価を左右する最大のポイントになりそうです。
まとめ
『ビースト・オブ・リンカネーション』の戦闘システムは、パリィで築いたリソースをクゥの開花技という形で爽快に解き放つ設計になっており、ポケモン以外で初の大型新作に挑むゲームフリークの本気度がうかがえる内容でした。
2026年8月4日の発売までに、実際のプレイテンポがどう仕上がるか注目していきたいところです。
さらに深掘りしたい方へ
