ヒーローは最後に現れた。エドポロ ケインの豪快3ランなどでパ・リーグ選抜が快勝!
7月27日、2012年以来となる新潟開催の『ナミックス フレッシュオールスターゲーム2026』がHARD OFF ECOスタジアム新潟で行われた。今季からファーム公式戦が3地区制となったため、このフレッシュオールスターではセ・パに分かれて対戦。ファーム参加球団のオイシックスはセ・リーグ選抜、ハヤテはパ・リーグ選抜に加わった。
先発はセ・リーグ選抜が今季プロ初勝利を挙げた新潟・帝京長岡高出身の茨木秀俊(阪神)、パ・リーグ選抜はロッテのドラフト1位ルーキー・石垣元気。注目の立ち上がりとなった一回表、パ・リーグ選抜は二死から麦谷祐介(オリックス)が左中間を破る二塁打で出塁すると、エドポロ ケイン(日本ハム)の右翼への適時打で1対0と先制した。「麦谷さんの足が速いのは知っていたので、シングルヒットを狙いに行きました」とエドポロは笑顔を見せた。対するセ・リーグ選抜は、四球で出塁した小濱佑斗(巨人)がすかさず盗塁を決めて二塁へ。石井巧(ヤクルト)の中堅への進塁打で一死三塁の好機をつくったが、石垣元が小田康一郎(DeNA)、佐々木泰(広島)という青学大出身のドラフト1位コンビを打ち取り、無失点に抑えた。
3回、セ・リーグ選抜は先頭の岡城快生(阪神)が初球を中前へはじき返すと、矢野泰二郎(ヤクルト)の2球目に盗塁を成功させる。矢野は見逃し三振に倒れたが、小濱が四球で出塁。石井が再び中堅への進塁打を放ち、二死一、三塁で打者は小田。カウント1-2からの4球目、大きくはねた打球はパ・リーグ選抜の三番手・村上泰斗(ソフトバンク)の頭上を越え、二塁への内野安打となって1点を返し、1対1の同点に追いついた。
パ・リーグ選抜は5回、セ・リーグ三番手の井上剣也(中日)から、この回先頭の岡村了樹(ロッテ)が左前打を放つと、廣沢新太郎(ハヤテ)の中前打、麦谷の四球で一死満塁とする。すると櫻井ユウヤ(ロッテ)が押し出し四球を選び、2対1と勝ち越した。
6回、セ・リーグ選抜は死球で出塁した佐々木と守備の乱れ、盗塁も絡んで無死二、三塁と、パ・リーグ選抜六番手・佐藤友紀(ハヤテ)を攻め立てる。打者は地元・オイシックスの高義博。カウント2-1から外角への直球を振り抜くと、打球は左翼フェンス直撃となる逆転の2点適時打となり、3対2とセ・リーグ選抜がこの試合初めてリードを奪った。
セ・リーグ選抜は6回から投手陣が好投を見せる。6回からマウンドに上がった牧野憲伸(中日)は10球で三者凡退。7回を任された高野結羽(オイシックス)は17球中14球がストレートで三者凡退に抑えると、8回を任された武田陸玖(DeNA)も11球中10球がストレート。最後はカーブで見逃し三振を奪い、三者凡退に打ち取った。
9回表、セ・リーグ選抜は齊藤汰直(広島)がマウンドへ。しかし、パ・リーグ選抜は先頭の陽柏翔(楽天)が四球で出塁すると、続く山下恭吾(ソフトバンク)が低めのストレートをとらえ、右中間を深々と破る適時三塁打を放って3対3の同点に追いつく。その後、一死一、三塁とすると、横田蒼和(西武)の一塁ゴロの間に山下が本塁へ突入。これがセーフとなり、4対3と再びリードを奪った。
そしてヒーローは最後に再び現れる。二死一、二塁、カウント2-2からエドポロが真ん中高めの直球をとらえると、打球はバックスクリーンへ飛び込む3ラン。パ・リーグ選抜が7対3と勝負を決めた。8回途中からマウンドに上がった杉山遙希(西武)は9回裏も続投し、最後は皆川岳飛(巨人)を打ち取って試合終了。セ・パ対抗となったフレッシュオールスターは、パ・リーグ選抜が勝利を飾った。
最優秀選手賞(MVP)には、本塁打を含む2安打4打点のエドポロが選ばれた。「四番として、チームを勝たせる一打を打てて良かったです」と笑顔。また、優秀選手賞には8、9回を回またぎで無失点に抑えた杉山と、一時逆転となる2点適時打を放った高が選ばれた。未来のスター候補たちが、新潟に詰めかけた1万人を超える観客をプレーで魅了した。
