PCゲームのグラフィックス技術に関する検証映像を投稿するSwurvGaming氏が、正式提供前の「DLSS 5」を『Cyberpunk 2077』に適用した映像を公開しました。
これまでの評判と比べ、反応は好意的
「DLSS 5」をめぐっては『NBA2K』早期アクセス版にDLLファイルが含まれていたことをきっかけに、正式提供前ながらユーザーの手に渡ることに。Mod制作者PureDark氏による『スカイリム』を使った検証映像が話題を集めていました。その後、同技術を様々なゲームに適用してみる試みが一種のブームとなり、著名な国産タイトルを含めジャンルも年代もばらばらな作品で検証映像が次々と公開されています。
光の表現や画面のトーンなども変化しており、実際の動画でもキャラクターのクローズアップよりも、車を走らせている場面や戦闘中の画に多くの時間を割いた作りになっています。
DLSS 5をめぐっては、3月の発表当初からキャラクターの顔立ちが元のデザインから離れてしまうとして批判が集まってきました。しかし今回の『Cyberpunk 2077』の検証映像に関しては、これまでとはやや異なる空気が流れています。
視聴者からは「今までゲームで見た中で最もリアルなグラフィックだ」など、どちらかといえば前向きな反応が目立ちました。とはいえ、好意的な声一色というわけではありません。とくにキャラクターの顔の表現についてはいまも「不気味だ」という反応が一定数寄せられています。
また、その他の検証でもタイトルによっては大きな批判が集まっているものも見られるので、キャラクター造形の傾向などによってDLSS 5に向いているタイトルやそうではないタイトルが存在していたり、導入を試みたユーザーの調整次第で仕上がりが大きく左右されたりするのかもしれません。
あくまで「想定外の環境」での映像
なお、一連の検証はあくまで非公式なもので、検証対象となっているのはDLSS 5を前提に作られていないタイトルであり、使われている技術も正式版ではありません。特に開発側の調整を経ないまま、ユーザーの独自実装によりフィルターだけが被せられており、最終的な品質を示すものではない点に注意が必要です。
2026年秋に正式提供予定
NVIDIAはDLSS 5を2026年秋に正式提供する予定。AIが元のデザインをどこまで尊重できるのかという懸念が消えたわけではありませんが、ゲームの映像をAIがリアルタイムに描き直すという技術が、実際に手元の環境でどう動くのか確認できる日はもう遠くありません。
Game*Spark すずきり
