「日本ゲーム大賞2026」の「経済産業大臣賞」「年間作品部門」が発表された。経済産業大臣賞には「ポケットモンスター」、年間作品部門の大賞には『ぽこ あ ポケモン』が選ばれた。「ムーブメント賞」は2000万本の販売本数を突破した『めっちゃカメレオン』が受賞した。
2026年9月15日に「日本ゲーム大賞2026 年間作品部門 発表授賞式」が開催された
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コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、日本国内のゲームタイトルを表彰する「日本ゲーム大賞2026 年間作品部門 発表授賞式」を2026年9月15日に開催。「経済産業大臣賞」と「年間作品部門」を発表した。
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経済産業大臣賞は、近年のゲーム産業の発展に寄与した人物、制作チームなどの団体、プロジェクトを対象に選考。優れた作品を創造することにより、ゲーム産業の発展に寄与・貢献していること、新たな表現、技術などを用いて、ゲーム産業の裾野を拡大していること、近年に制作・発表された作品の実績が顕著であることを基準に選ばれた、1人、1団体、1プロジェクトのいずれかを表彰する。
今回選ばれたのは「ポケットモンスター」(ポケモン)。ゲームボーイソフト『ポケットモンスター 赤・緑』の発売から30年、ビデオゲームを基盤に革新的な遊びを創出するだけでなく、世代を超えて人々と遊びを結び付けるとともに、世界のゲーム文化および産業の発展に多大な貢献を果たしてきた点が高く評価され、今回の受賞に至った。
経済産業大臣賞は「ポケットモンスター」に決定
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年間作品部門では、「ブレイクスルー賞」「ムーブメント賞」「特別賞」「ゲームデザイナーズ大賞」「優秀賞」を表彰。優秀賞に選ばれたタイトルのうち、年間を代表するにふさわしい最高の総合的評価を得た作品を「大賞」として選出する。
対象は、2025年6月1日から2026年5月31日の間に国内でリリースされた作品。ただし、期間外にリリースされた作品でも、その年に話題となった場合は対象に含む。2026年6月12日~7月17日にインターネットとはがきによる一般投票を実施して1253作品を選出し、日本ゲーム大賞選考委員会による最終審査で受賞作品が決定した。
ブレイクスルー賞は、独創的なアイデアやチャレンジにより、新たなジャンルやゲーム性を生み出した作品に与えられる。選ばれたのは、パズルとアクションが融合したカプコンの新感覚SFアクションアドベンチャーゲーム『PRAGMATA(プラグマタ)』だ。独創的なゲームデザインが選考委員会で評価されて受賞となった。
パズルとアクションを融合させた『PRAGMATA』がブレイクスルー賞を受賞
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ムーブメント賞は、普段積極的にゲームをプレーしないユーザーを含む幅広い層にアプローチし、その年の記憶に残る実績を残した作品が受賞する。選ばれたのはLEMORIONのオンラインマルチプレーかくれんぼゲーム『めっちゃカメレオン』だ。
誰でも理解できるシンプルなルールと、隠れる側、探す側それぞれに生まれる駆け引きの楽しさがあり、リリースから約2カ月で全世界での販売本数が2000万本を突破した同作。瞬く間に一大ムーブメントを巻き起こした点が、選考委員会で評価されて受賞となった。
ムーブメント賞はボディーペイントのように体に絵を描いて背景に擬態するかくれんぼゲーム『めっちゃカメレオン』
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特別賞は、選考委員によって推薦された作品や人物がある場合に贈呈される。今年は米イルミネーションと任天堂が手がけた映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』が選ばれた。
映画単体での収入はもとより、ゲームを起点としたIP展開により、これまでゲームをプレーすることのなかった層に対して、ゲームに触れるきっかけを作り、新たなファン層を獲得した点、日本発の人気コンテンツとして世界的に高い評価を得た点が、選考委員会で評価されて受賞となった。
特別賞は映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』
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ゲームデザイナーズ大賞では、「日本ゲーム大賞選考委員会」とは別に、クリエイターによる審査会を設置。審査対象作品に対して、各審査員が持ち点10点で評価し、ポイントの集計結果によって受賞作品を選出する。「日本ゲーム大賞選考委員会」での承認を得て、受賞作品を決める。
受賞したのは、台湾Team9のシン・テキストアドベンチャー『文字遊戯』。フィールドが文字によって構成されるだけでなく、登場するテキストの意味や文脈、展開を改変して進めていく独創性が評価された。
なお、ゲームデザイナーズ大賞は今年で最後。審査員長の桜井政博氏は「私の代わりがいなかった」と終了することになった理由を明かした。賞に説得力を持たせるためには、斬新なゲームを手がけた実績を持つ評価者が必要。さらに、審査員をまとめ、壇上に立ち、自らプレゼンをする。そんな人が見つからなかったという。
桜井氏は「ゲームデザイナーズ大賞は、独創性をテーマにしたため、人気票になりがちなゲーム大賞において別の評価軸を与えることができました」と賞の影響を振り返るとともに、「残酷なことを言うと、独創性は売り上げには直接つながりません。ですが、独創性を失った業界はゆっくりと死んでいく。新しさや独創性、その作品にしかないものに目を向けていただけたら幸いです」と独創性の重要性を述べた。
ゲームデザイナーズ大賞を受賞した『文字遊戯』。日本語でしか成立しない内容に見えて、繁体字中国語からのローカライズ作品だという
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優秀賞には、『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』『ドンキーコング バナンザ』『魔法少女ノ魔女裁判』『SILENT HILL f』『Ghost of Yōtei』『デジモンストーリー タイムストレンジャー』『イナズマイレブン英雄たちのヴィクトリーロード』『カービィのエアライダー』『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』『バイオハザード レクイエム』『ぽこ あ ポケモン』『PRAGMATA』の12タイトルが選出された。
そのうち、大賞に選ばれたのはポケモン社、ゲームフリーク、コーエーテクモゲームスが共同で企画・開発した『ぽこ あ ポケモン』。現実の時間と連動する世界でさまざまなポケモンとの交流を楽しみながら過ごす自由気ままなスローライフ体験に、ポケモンファンのみならず多くのゲームユーザーから「癒やされた」「やめられない」などの声と、圧倒的支持が寄せられての大賞受賞となった。なお、一般投票では5歳から79歳までの人からの投票を獲得したという。
優秀賞の12作品
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大賞は『ぽこ あ ポケモン』に決定。表彰には投票したユーザー代表も参加
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発表会に参加した受賞者
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プレゼンターとして登壇したKis-My-Ft2の宮田俊哉さん(写真左)とピアノ演奏で年間作品部門の大賞発表を盛り上げたハラミちゃん(写真右)
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「日本ゲーム大賞2026」受賞作品
<経済産業大臣賞>
ポケットモンスター
<年間作品部門>
【大賞】
『ぽこ あ ポケモン』
【優秀賞】
『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』
『ドンキーコング バナンザ』
『魔法少女ノ魔女裁判』
『SILENT HILL f』
『Ghost of Yōtei』
『デジモンストーリー タイムストレンジャー』
『イナズマイレブン英雄たちのヴィクトリーロード』
『カービィのエアライダー』
『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』
『バイオハザード レクイエム』
『ぽこ あ ポケモン』
『PRAGMATA』
【ブレイクスルー賞】
『PRAGMATA』
【ムーブメント賞】
『めっちゃカメレオン』
【特別賞】
『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』
なお、日本ゲーム大賞では、未発売作品が対象の「フューチャー部門」も実施する。同部門は、2026年9月17~21日に開催される「東京ゲームショウ2026」で発表、展示された作品が対象。インターネットによる投票が実施され、ユーザーによる一般投票と選考委員による審査を経て、高い評価を得た作品を選出する。投票期間は9月17日午前10時から19日午後4時まで。投票締切後に発表された未発売作品は対象外となる。
発表授賞式は9月20日午後1時から。東京ゲームショウ2026のイベントステージで開催される。
(撮影/安川幸利)











