大学や専門学校のブースが並ぶゲームアカデミーコーナーには、学生たちが授業や卒業制作の一環として開発した個性あふれる作品が目白押し。その中でも特に目立ち、製品化されてもおかしくないであろう斬新なコラボを実現させていたタイトルを紹介する。

ゲームアカデミーコーナーはホール1にある

ゲームアカデミーコーナーはホール1にある

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 未来のゲーム業界を背負って立つ、才気煥発な学生たちが作り上げた、個性あふれるゲームが出そろうゲームアカデミーコーナー。筆者は毎年、各校のブースを一通り回っている。2026年は以前にも増して単なる学生作品にはとどまらない、さまざまなコラボを実現させた作品が目立っていた。

 以下、筆者が独断と偏見で選んだ、珠玉のコラボタイトル3作をご覧に入れよう。

1:プロバスケットボールチームとコラボ

 水戸デジタル専門カレッジブースに出展された『IBARAKI ROBOTS WORLD』は、地元のプロバスケットボールチーム、茨城ロボッツとコラボした作品で、1on1などのバスケットボールを題材にしたゲームが楽しめる。

 子供たちにも人気のオンラインゲーム『Roblox』を使用して開発され、茨城ロボッツの「小さい子どもたちのファンを増やしたい」との意向を反映させた産学連携コンテンツでもある。学生の開発スキル向上だけでなく、ゲームとスポーツを通じた地域振興にも貢献することを期待したい。

 本作は2026年9月26日にリリースの予定で、翌27日に行われるロボッツの試合会場、アダストリアみとアリーナでも出展を予定しているそうだ。

茨城ロボッツのマスコットキャラクター、ロボスケが飾られた水戸デジタル専門カレッジブース

茨城ロボッツのマスコットキャラクター、ロボスケが飾られた水戸デジタル専門カレッジブース

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『IBARAKI ROBOTS WORLD』をスマホで起動したところ

『IBARAKI ROBOTS WORLD』をスマホで起動したところ

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2:自衛隊とコラボ

 専門学校東京クールジャパンアカデミーブースでは、市販のアーケードゲームと見まがうほどの大型筐体(きょうたい)を使用したガンシューティングゲーム『NOOB EDUCATION』がひと際目を引いた。

 本作は、東京マルイ(東京・足立)製のモデルガンを改造したガンコントローラーを使用してターゲット(的)や野生の動物、敵兵を撃つガンシューティングゲーム。ガンはブローバックの挙動も再現し、銃のガワは同校の先生方によって制作されたそうだ。

 実は本作、商業タイトルを含めても極めて珍しい、自衛隊とのコラボを実現させている。ちなみにコラボは、同校の舘野真先生が元航空自衛隊所属だった縁から実現した。舘野先生によると、本作はマルイからもお墨付きをいただいているとのことだ。

順番待ちの列ができるほどの人気を集めていた『NOOB EDUCATION』。ガンコントローラーの見た目も銃声も実にカッコイイ

順番待ちの列ができるほどの人気を集めていた『NOOB EDUCATION』。ガンコントローラーの見た目も銃声も実にカッコイイ

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一定のスコアを獲得したプレーヤーには、自衛隊提供のグッズをプレゼント。写真のおふたりは、なんと本物の現役自衛官!

一定のスコアを獲得したプレーヤーには、自衛隊提供のグッズをプレゼント。写真のおふたりは、なんと本物の現役自衛官!

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3:テレビ番組とコラボ

 日本工学院・東京工科大学ブースには、ゲーム作家としてもおなじみのタレント、野田クリスタルさんとテレビ番組『野田クリの野望 ~ゲーム天下統一の道~』とコラボしたオリジナル作品『野田クリの野望 筋肉マッスル ~明日の家臣は君だ!~』が登場。野田さん自ら「日本工学院とはズブズブの関係です」と公言するように、実は本作の出展は番組公式ページでも事前に告知されていた。

 本作はコントローラーを一切使用せず、プレーヤーの頭の位置を検知するセンサーを利用し、頭を動かすだけでプレーできるのが最大の特徴で「やぶさめ」、「鎧磨き」などのミニゲームが収録されている。「やぶさめ」は頭を前後に振ると矢を放ち、「鎧磨き」は頭を上下左右に繰り返し動かすことで、鎧をゴシゴシと磨く仕組みになっている。

 作中に登場するキャラクターの顔は、野田のほか青木マッチョさん、しんやさんの顔写真を撮り込んだうえで作られている。プレー内容に応じて写真の喜怒哀楽が変化するほか、良い意味でのおバカな演出が随所に盛り込まれており、ただ見ているだけでも思わず笑ってしまう。毎回「ク○ゲー」スレスレのゲーム開発路線を突き進む、野田さんの芸風をしっかりコンセプトに取り込んでいる印象を受けた。

 もしかしたら近い将来、本作が野田プロデュースによって正式に製品化されることになる……かもしれない。

「鎧磨き」ゲームで操作に失敗すると、野田さんの表情がゆがむのがなんともおかしい

「鎧磨き」ゲームで操作に失敗すると、野田さんの表情がゆがむのがなんともおかしい

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こちらは「やぶさめ」のチュートリアル

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(文・写真/鴫原 盛之)

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