気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Awesome Games Studio開発、PC/PS5/PS4/XBOX Series X|S向けに8月20日にリリースされたゾンビサバイバルアクション『Yet Another Zombie Survivors』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、チームを編成して強化しながら、押し寄せるゾンビの大群を撃退していくゾンビサバイバルアクション。プレイヤーは様々なサバイバーを選択してスキルやアップグレードをアンロックしながら、ゾンビの群れを殲滅していきます。日本語にも対応済み。

『Yet Another Zombie Survivors』は、1,700円(10月9日までは40%オフの1,020円)で配信中。

――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Mariusz皆さん、こんにちは!Mariuszです。『Yet Another Zombie Survivors』の開発には最初期から関わっており、主にプログラマーを担当してきましたが、アニメーションや3Dモデルの微調整など、何でもこなす「スイスアーミーナイフ」のような役割も務めてきました。プライベートの自由時間には、愛犬たちと一緒に散歩するのが好きです。

お気に入りのゲームですか?それなら初代『スタークラフト』ですね。ここ10年ほどのゲームから選ぶとしたら『Hollow Knight』になると思います。あとは『REMATCH』もお気に入りの1本です。

――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?

Mariusz本作のアイデアは、かなり自然な流れで生まれました。私は元々『Yet Another Zombie Defense』の続編に向けたプロトタイプを開発していたのですが、ちょうどそのタイミングで『Vampire Survivors』が現れました。世間でなぜこれほど盛り上がっているのか確かめようとプレイしてみたところ、一瞬でその面白さに飲み込まれてしまいましたね。

そこで私たちは「このゲームシステムをベースに、ゾンビをテーマにした作品を作ったら面白いんじゃないか?」と考えました。数週間ほどプロトタイプの試作を重ねるうちに、良い手ごたえが掴めたのです。当時はシリアスでダークな世界観を持つ3Dグラフィックのヴァンサバ系ゲームがまだほとんど存在しておらず、さらに複数のキャラクターを選んでチームを組めるシステムを取り入れたら面白いのではないかと考え、それが本作ならではの特徴になったと感じています。

――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?

Mariuszあります!本作は『Yet Another Zombie Defense』から最も多くの影響を受けていますし、当然ながら『Vampire Survivors』からのインスピレーションも間違いなく大きいです。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。

Mariusz本作のアイデアが閃いた瞬間を除けば、Steam Nextフェスでデモ版を公開した時ですね。私たちの期待を遥かに超える反響を呼んだのです。多くの方々にどれほど本作を気に入っていただけたかを目の当たりにし、開発チーム全体にとって本当に大きなモチベーションとなりました。

――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。

Mariuszハハハ、一体どんなフィードバックを受け取っていないと言うべきか迷うくらいですね!極めてネガティブなものから超ポジティブなものまで、あらゆる意見が寄せられています。ありがたいことに、圧倒的に後者のものが多くを占めており、プレイヤーの皆さんからのサポートは全体的に素晴らしいものです。

中でも私にとって特に印象深いものは、本作のプレイしやすさ(アクセシビリティ)に感謝してくださった方々からの声です。トラウマや事故からの回復過程にある方々から「操作が簡単なおかげで、今でもゲームを楽しめている」というメッセージをいただきました。

また、日々非常に大きな責任を担うお仕事をされている方からのメッセージも強く記憶に残っています。例えば、ある脳神経外科医の先生からは、「病院でのストレス満載な一日の終わりに、リラックスしながら気分転換するのにこのゲームが本当に役立っている」という温かいお言葉をいただきました。そうしたメッセージをいただくたびに、自分たちが作り上げてきたものの価値を心から実感させられます。

――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。

Mariuszプレイヤーの皆さんから最もよく寄せられるご意見が「終盤におけるゲームプレイの奥深さ」であり、まさに今私たちが最も集中して取り組んでいるポイントでもあります。リーダー専用の能力の追加、新しいインゲームイベント、あるいは新しいシナジーなど、プレイヤーの皆さんがより試行錯誤を楽しめるような新要素をたくさん届けていきたいと考えています。

それに加えて、難易度の「IV」および「V」の実装や、新たなマップや新しいサバイバーの追加といったコンテンツ拡充も準備中です!

――本作の日本語対応状況について教えてください。実装の内容や大変だった点、日本からの反応はどうでしたか?

Mariusz本作はプロのローカライズスタジオの手によって日本語に完全対応しています。しかし、人間が作業する以上、どうしても細かな誤訳や誤字が発生してしまうことがありました。幸いなことに、ゲーム内に設置したフィードバックフォームが非常に役立ち、プレイヤーの皆さんが誤訳の報告に積極的に活用してくださったおかげで、迅速に修正とアップデートを行うことができました。

一番大変だったのは、開発チーム内に日本語のネイティブスピーカーがいなかったことです。例えば、リリース後に指摘されて初めて知ったのですが、当初使用していた中国語フォントには日本語の漢字が全て存在したものの、一部の漢字は日本語と中国語で字形が異なっていたのです。当時はその違いを知らなかったため、急遽新しい日本語専用のフォントセットを用意して差し替えることになりました。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Mariuszもちろんです!『Yet Another Zombie Survivors』のことを知ってくださる方が増えれば増えるほど、私たちも嬉しいです。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Mariusz私たちの作ったゲームに注目してくださり、ありがとうございます!日本でこれほど多くの方々がプレイしてくださっていることを、心から嬉しく思っています。Stay awesome!(訳注:開発元のAwesome Games Studioと「ずっと最高でいてくださいね!」をかけたダジャレ)

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について

本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に1,000を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

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