シロギスは引きが強く、釣って楽しく食べてもおいしい人気のターゲット。今回は、そんなシロギスをアジングタックルとワームで狙ってみた。千葉県内房の堤防で群れを発見すると、短時間で連続ヒット!使用した仕掛けやポイント選び、当日の釣行を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
2026年10月17日
アングラー「K」
釣りを初めて30年。魚は食べることはもちろん,飼育,繁殖も大好きです。魚種の縛りなく,たくさんの魚に会いたいと思っています。
×閉じる
アジングタックルでシロギス
シロギスは引きが強く、釣って楽しく食べてもおいしいため、人気のターゲットです。しかし、その釣り方は基本的に投げ釣りのため、タックルは意外とヘビーだったりします。私は釣り味を大切にしたいタイプなので、キスのアタリと引きを存分に楽しむには、できるだけライトなタックルの方が良いと思っています。
そこで、感度が良く、気持ちよく曲がるアジングロッドで釣ったら絶対楽しいと思い、キスのワームゲームを模索しています。今回は、この釣りで感じていることや、良かった釣果などについて書きたいと思います。
タックルとリグ(仕掛け)紹介
私が使用しているのは、7.3ft(2mちょっと)のライトクラスのアジングロッド。リールはシマノの2000番で、PE0.4号を巻き、リーダーはフロロカーボンの6lbを30cmほど結びました。その先にスナップを付け、さらに糸付きのキス針を20cmほど結び、間にアジキャロ用の2gのシンカーを付けました。
リンク
リンク
リンク
仕掛けがライトで写真では分かりにくいため、簡単にリグ(仕掛け)を図にしましたので参考にしてください。
仕掛け図(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
また、ワームの付け方は魚の活性にもよりますが、基本的には画像の通りです。
ワームのセット方法の画像(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
初心者の方なら、ロッドは2m前後のライトやウルトラライトクラスであれば何でも良く、リールはシマノやダイワの2000番クラスなら、価格の安いもので十分です。ラインも何でも良いと思いますが、トラブル防止のため、細すぎたり太すぎたりしないように注意が必要です。
PEラインなら0.5号程度まで、ナイロンなら1~2号程度までが投げやすく、トラブルも抑えられると思います。ここで経験者の方は「おや?」と疑問に思うのではないでしょうか。
それは、リーダーが意外に太いことと、このリグならスナップを使う必要がなく、メインのPEラインに直接糸付きのキス針を結べば良いのでは、ということです。これについては最後に説明したいと思います。
ワームシロギスに適した場所
この釣りの大きな問題点の一つは「釣る場所の選定」です。逆に言えば、この問題をクリアすれば、だいぶキスのワーミングに近づいたと言えるでしょう。私は次の2つを条件にして選んでいます。
砂浜に隣接、または近くにある、底が砂地の防波堤
水深3m程度の比較的浅い場所
釣り場の画像(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
底が砂地であることが絶対条件
この釣りは砂地の底付近を泳ぎ回っているキスがターゲットなので、リグをズル引きする必要があります。そのため、底が岩などでデコボコしていると根掛かりしてしまい、釣りにならなくなってしまいます。
底が砂地であることは絶対に必要な条件です。所々にアマモなどが生えていたり、岩があったりする程度なら構いません。
水深は3m程度まで
また、シンカーが軽いため、水深が深い場所では底を取るのに時間がかかり、テンポ良く釣りができなくなります。そのデメリットを解消しようとシンカーを重くすると、柔らかいロッドとの相性が悪くなり、根掛かりもしやすくなります。
その点、水深3m程度なら2gのシンカーでもロッドとの相性が良く、容易に底を取れます。防波堤からキャストする際の飛距離という面でも、ちょうど良いというわけです。
序盤はアタリなし
今回シロギス狙いワームゲームに出かけたのは、10月3日(土)の千葉県内房エリア。潮回りなどは、当日の潮位表を参考にしてください。
潮位表の画像(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
針にワームを付け、13時40分に釣りを開始しました。初めは波打ち際からです。キスという魚は、水深30cm程度でも活性によって群れていることがあるので、見逃せない場所です。キャスト後に底を取り、リールを巻いてリグをゆっくりズルズルと引いてきます。
リグを引くとどうしても浮き上がってしまうので、初心者の方はハンドルを2秒で1回巻いたら、1秒待つくらいの感覚で良いと思います。浅ければ待つ必要はありません。
そこから徐々に場所を移動しながら、同じ釣り方でキスの群れを探します。しかし、この日は釣り開始から1時間程度、全くアタリがありません。前途多難なスタートでした。
堤防際で17cmシロギス!
ランガンしながら奥へ進み、防波堤の一番奥付近まで来ました。ここが、この場所で一番水深のあるところです。今までの経験で、最もアタリが多い場所でもあります。
釣り場の画像(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
期待してキャストしますが、ここでも全くアタリはありません。「今日はダメか……」そう思いながらも、角度を変えてキスを探し続けます。
そんなとき、これまで全くアタったことのない場所で、活性の高いキス特有の小気味よい「クンッ!」というアタリがあり、ロッドが引き込まれました。キスはスマートな体つきの割に、引きはかなり強い魚です。ましてやアジングロッドでのやり取りなので、かなり楽しい!上がってきたのは17cmほどのシロギスでした。
17cmのシロギスの画像(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
釣れた場所は、なんと防波堤の際です。
ヒットポイントの画像(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
珍しい場所でのアタリに「単独のキスか?」と思いつつも、確認のため同じ場所にキャスト。すると、また同じようにヒット!サイズもほぼ同じシロギスです。
2匹目のシロギスの画像(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
群れを発見で連続ヒット!
「見つけた!」踊る気持ちを抑えてキャストすると、また同じようにヒット!
シロギスの画像(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
完全にキスの群れがそこにいることを確信しました。「もしかして時合いか?」そう思い、ヒットした場所から外れたところへ投げてみても、全くヒットしません。釣れるのは堤防の岸際だけです。そこで、同じ場所を狙ってさらにキャストすると、今度は「ガツン!」と重いアタリ!
しかし、この魚はやり取りする間もなくラインブレイクしてしまいました。仕掛けを上げてみると、キス針のハリス部分で切られていました。ラインが0.85号なので切られることは想定内ですが、歯のないキスがヒット直後にこんな切れ方をするとは思えません。
もしかしたら、マゴチやヒラメの実績もある場所なので、キスを捕食しようとする魚が入ってきていたのかもしれません。
足元で良型シロギスがヒット
リグを結び直して再びキャスト。すると今度は、ラインが指にうまくかからずミスキャスト。足元近くに落としてしまいました。「あちゃー」そう思い回収しようとすると……。なんと足元で魚がヒットしました!これは今日一番の引きで、一回り大きなシロギスでした。
良型シロギスの画像(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
キスは似通ったサイズ同士で群れになっていると聞いています。「もしかして大きいキスの群れは私の目の前にいる?」そう思い、半分以下の力でキャストして目の前の岸際を引いてくると……やはり気持ちよくロッドを絞り込むキスが釣れました。これも、さっきと同じ一回り大きいシロギスです。
追加したシロギスの画像(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
その後、岸際の手前から奥までを40分ほど釣り、時合いが終わるまで大小交えてキス釣りを楽しみました。
釣果の画像(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
しかし、時合いはここまで。群れでいる魚の活性が下がると、不思議と別種の魚が釣れるものです。最後にサビハゼが釣れた後はアタリがぱったりと途絶え、納竿となりました。
サビハゼの画像(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
最終釣果
最終釣果はシロギス合計9匹。最大23cm、最小10cmでした。時合いこそ短かったものの、納得の釣果です。釣り記事は、得てしてたくさん釣れたときのことを記事にするものです。今回の私の記事もそうです。ここでお知らせしたいことが3つあります。
シロギスワームゲームの注意点
まず、キスは定着性のある魚ではなく、エサを探して回遊している魚なので、その場所に群れが入っていなければ釣れないということ。次に、キスが釣れる時期は夏が中心なので、時期を外すとこの釣り方は成立しにくいということ。
そして、私はルアーで釣りたい派なのでワームを使いましたが、ワームよりもアオイソメなどの生エサの方が格段に有利だということです。ワームを使う際は、私が使ったもののように味やニオイがある方が有利だと思いますが、柔らかめのワームの方が食いが良い印象もあります。
ただし、柔らかいワームは消費が激しく、実際に釣り上げた際にワームがなくなっていることも多いものです。「なんだ、これじゃあエサ釣りと変わらないじゃないか……」と思うこともありました。
太めのリーダーとスナップを使う理由
そして最後に、太めのリーダーにスナップを介して糸付きのキス針を結んだ理由について説明します。それは、キスの群れがいなかったときに、その場所に早急に見切りを付けて移動し、同じタックルで通常のライトゲームを楽しむためです。
スナップから先を外して別のルアーに変更すれば、そのままほかの魚を狙えます。実際、この日もキスのアタリが遠のき、時合いが終わったと判断した後は、釣れない釣りが嫌いな私はそそくさとその場所を後にしました。そして、ほかの場所で画像の通りの釣果を得ました。
ライトゲームの釣果画像(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
つまりは、当たり外れの多いキスだけにこだわらず、ボウズを逃れるための工夫ですね……笑。それではまた。
<アングラー「K」/TSURINEWSライター>
