男性VTuberグループ・ホロスターズに所属するアステル・レダさんが、ストリーマー・k4senさん主催の『League of Legends』(LoL)大会「League The k4sen」(LTK)で、新たな挑戦を続けている。

これまで大会では優勝も経験。2つのポジションを担当し、現在開催中の最終シーズンとなる今回も3度目のポジション変更をした上で戦いに挑む。しかし、所属するLaurel Regalia NEXTは3連敗。レギュラーステージ前半を未勝利で折り返した。

それでもアステル・レダさんは、DAY3終了後の配信で「僕は今日の一戦楽しかったな」と振り返っている。

ゲーム大会で高い実力を発揮する一方、歌やライブにも強い情熱を注いできたアステル・レダさん。その活動を振り返りながら、ゲーム巧者として、そしてアイドルとしての魅力に迫る。

歌もゲームも全力で楽しむホロスターズのゲーム巧者 アステル・レダ

アステル・レダさんは2019年12月にデビューした、ホロスターズ2期生のVTuber。

『Apex Legends』などのFPSで高い実力を発揮してきたほか、歌唱力にも定評があり、歌枠や歌ってみた動画、3Dライブなど音楽活動にも積極的に取り組んできた。

2021年4月にKAI-YOUが公開したインタビューでアステル・レダさんは、歌やゲームに絶対的な自信があるわけではないとしつつ、自分を「熱中したらやり切るタイプ」と説明。

同期であった岸堂天真さんも、ゲームの実力について、VTuberの中でも高い水準にあり、なおかつその実力に見合う努力を重ねていると評価していた。同じく同期の夕刻ロベルさんも、ひとつのことを徹底してやり込む姿勢を長所に挙げている。

こうした姿勢はゲームだけに限らない。

2023年12月に開催した4周年記念3Dライブでは、多くのVTuberやストリーマーをゲストに迎え、歌とダンスを披露。終盤にはホロスターズの仲間たちと「でんでんぱっしょん」をパフォーマンスした。

4周年記念3Dライブ「これが今の、最高地点です。」

奏手イヅルさんとのユニット「Bratt」ではオリジナル楽曲を発表。音楽表現の幅も広げてきた。

2025年6月には生バンドによる3Dライブ「終止符 – period -」を開催。楽曲の世界観に合わせた演出に加え、リアルタイムの視聴者コメントによって披露する楽曲が変わる、参加型のライブを実現した。

ゲームに没頭する一方で、歌やライブにも妥協なく取り組むアステルさん。自分だけで完結するのではなく、共演者やファンと一緒に楽しむ姿勢にも、その魅力が表れている。

「LTK」で3つのポジションを経験──優勝から新たな挑戦へ

そんなアステル・レダさんは、『LoL』のストリーマー大会「LTK」でも存在感を示してきた。

「LTK」は、ストリーマー・k4senさんが主催する『LoL』の大型大会。10月15日からはじまった最終シーズン「Season: Finale」には、4チーム計60人の選手が参加している。

大会では、選手が熟練度などに応じてNEXT、CORE、MASTERSの3階級に分かれ、それぞれの戦績を合わせて優勝を争う。

アステル・レダさんが最初に「LTK」へ参加したのは、2025年の第1シーズン。当時はチーム・Resolve RegaliaのNEXTでマップの中央を担当するMIDとしてプレイ、第5試合ではMVPを獲得する活躍を見せた。

そして2026年5月から6月に開催された第3シーズン「Season: Pandemonium」では、Dahlia DiademのNEXTに所属。今度はマップの上側、TOPを担当してチームの優勝に貢献した。

TOPでは、敵の攻撃を受け止めるキャラクターから、自ら積極的に攻撃を仕掛けるキャラクターまで幅広く使用。5月の試合では、操作難度の高いキャラクター・ヴェインを使って12キル/2デス/7アシストという好成績も残している。

「Season: Pandemonium」を振り返るアステル・レダさん

所属するDahlia Diademはプレイオフを6戦全勝で制覇。アステルさんも優勝後の配信で、自身の得意とする集団戦や、チームの戦術について詳しく振り返っていた。

ところが、最終シーズンでは再び新たなポジションに挑戦することになった。

新たな知識が求められる最終シーズン「本当必死ですよ」

最終シーズンである今回は、Laurel RegaliaのNEXTに所属し、JG(ジャングル)を担当。狐白うるさん、春茶さん、なぎさっちさん、とおこさんらとともに戦っている。

JGは、マップ内の特定のレーンで相手チームのプレイヤーと相対するレーナーであるMIDやTOPとは異なり、マップ内を移動しながら、味方を支援したり、戦闘を仕掛けるきっかけをつくったりする役割だ。

これまでの大会でレーナーとして実力を示してきたアステル・レダさんだが、JGとしては新たな知識や判断が求められる。

Laurel Regalia NEXTの顔合わせ配信

10月12日の顔合わせ配信では、他のメンバーからゲーム全般の実力を褒められた際に「本当必死ですよ。結構いつも」と返答。

チームのコーチであるねすてぃーさんには、序盤に有利をつくれても、終盤になると何をすればよいかわからなくなってしまうと、自身の課題も率直に打ち明けていた。

何でもできるゲーム巧者として周囲から期待される裏側で、ひたむきに教えを請う。その姿もまた、アステル・レダさんがゲームに真剣に向き合ってきたことを物語っている。


Yugaming

ライター/編集者。1990年生まれ、東海地方在住。インターネットに青春時代を持っていかれた。「KAI-YOU」「KAI-YOU Premium」「Real Sound Tech」などで、VTuber、ゲーム、eスポーツRを中心にインターネット発のカルチャーやコミュニティについて執筆。個人ではnoteにて活動するほか、VTuber文芸・歴史編纂誌『風とバーチャル』にも寄稿している。

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