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写真家で映画監督の蜷川実花氏の世界を再現した3Dアートワールド「MIKA NINAGAWA’s 【FIND THE KIMOKUMA】」が、12月23日にメタバースプラットフォーム「Roblox(ロブロックス)」で公開される。開発はデジタル技術で地域課題の解決を目指す株式会社Meta Osakaが手がけた。世界で月間3億8千万人が利用するRoblox上に、極彩色のアート空間が誕生する。

ワールド内では、蜷川作品に特徴的な鮮やかな色彩や光の表現が3D空間で再現される。利用者は歩きながら鑑賞を楽しめるほか、家の中に隠されたキャラクター「KIMOKUMA」を探すかくれんぼゲームにも挑戦できる。スマートフォンやPC、タブレットから無料でアクセス可能で、デジタルネイティブ世代に新たなアート体験を提供する。

今回は開発段階のα版としての公開であり、来年2月に予定されている正式リリースに向けて、ユーザーからのバグ報告や意見をもとに改良が進められる。蜷川氏は「自分の思い描く世界をまるごと形にできる貴重な機会だった。子どもたちにも一緒に楽しんでもらいたい」とコメントしている。

代表の毛利英昭氏は「ゲームとアートを融合させ、世代を超えてリアルな芸術体験を届けたい」と話す。Meta OsakaはこれまでRoblox上で防災教育コンテンツ「バーチャル消防士体験」や「NAMBA PLAY PARK」などを開発し、教育や地域活性の分野にも活用している。

一方、同社クリエイターの片原マサヲ氏は「蜷川氏の色彩と光をRobloxでどう表現するかが最大の挑戦だった。光の反射や影の落ち方を何度も調整し、5か月をかけて完成させた」と語る。Robloxではユーザーが自ら世界を制作し、収益を得ることも可能である。Meta Osakaは将来的に、高校生以上を対象としたクリエイター育成講座の開設も視野に入れている。

Meta Osakaは「大阪を世界一おもろい都市に」を掲げ、メタバース開発や地域と連携したデジタルイベントの企画を行っている。経済状況や居住地にかかわらず、子どもたちが多様な体験を得られる環境づくりを目指す今回のプロジェクトは、アートとテクノロジーを橋渡しする新たな試みといえる。

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