任天堂の初代ポケモンゲームが新しいAIモデルのベンチマークとして人気を集めている
2026年1月30日 5:05
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企業が自社のAIモデルの性能を試すゲームとして最近、任天堂の1990年代終わりのゲームボーイ用ゲームソフトが支持を広げている
Illustration: Thomas Lechleiter/WSJ
米シリコンバレーは、最先端AI(人工知能)モデルの性能を評価する新たな手段に注目している。そこには1990年代のドット絵のビデオゲームと「ピカチュウ」という名の小さなモンスターが関わっている。
世界の主要なAI研究所では、任天堂の初代ポケモンゲームが、AIモデルの進歩や性能を追跡し、時間のかかる複雑な目標に向けてAIモデルをいかに導入するかを見極める方法として人気が高まっている。
「AIモデルがどう動いているかを確認し、定量的な方法で評価する、申し分のない方法を提供する」。AIチャットボット「クロード」で知られる新興企業アンソロピックで応用AI責任者を務めるデービッド・ハーシー氏はこう述べた。90年代終わりに任天堂の携帯型ゲーム機「ゲームボーイ」用ソフトとして人気だった「ポケットモンスター青」では、プレーヤーは迷路を進みながら、ポケモンを捕まえ、ジムリーダーと戦ってバッジを獲得しなければならない。
ハーシー氏は、ライブ配信プラットフォーム「ツイッチ」上で昨年2月に開設されたチャンネル「Claude Plays Pokémon」の発案者だ。クロードが「ポケットモンスター赤」を自力で攻略する様子をライブ配信するもので、これをきっかけにオープンAIのAIモデル(チャットGPT)とグーグルのAIモデル(ジェミニ)を使った同様の配信チャンネルも生まれた。独立系の開発者がGPT版「GPT Plays Pokémon」とジェミニ版「Gemini Plays Pokémon」をそれぞれ開設し、後に両社の研究所から支援を受けた。
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