
イ・ガンウク氏(c)news1
【02月22日 KOREA WAVE】韓国ゲーム大手のクラフトン(KRAFTON)のAI部門トップが、米エヌビディア主催の世界的AIカンファレンスに参加し、生成AIがゲーム産業に与える影響について議論する。最近、グーグル・ディープマインドの「Genie 3(ジーニー3)」公開をきっかけに広がった「AI発ゲーム危機論」の中で、現役ゲーム企業幹部が提示するビジョンに注目が集まっている。
IT業界によると、クラフトンディープラーニング本部長のイ・ガンウク氏は来月、米カリフォルニア州サンノゼで開催されるエヌビディアのAIカンファレンス「GTC 2026」に参加する。
GTCは毎年数万人の開発者や投資家が集う世界最大級のAI開発者会議で、「AI界のウッドストック」とも呼ばれている。
イ・ガンウク氏は会期2日目の3月17日(現地時間)、「AIとともに描くゲームの今後10年」をテーマにパネルディスカッションをする。エヌビディアの開発者性能・技術部門副社長ジョン・スピッツァー氏や、デカルト社のディーン・ライタースドルフCEOらが同席する予定だ。
パネルでは、ゲーム業界が直面する技術的課題を診断するとともに、今後10年間にAIが主導する次世代ゲーム市場の展望が共有される。
最近、ゲーム業界はディープマインドが公開した生成AI「Genie 3」に衝撃を受けた。テキストや画像を入力すると、ゲームのように操作可能な仮想世界を生成できる機能が話題となり、「AIが従来型ゲームを代替するのではないか」との懸念も浮上した。
この影響で、海外のゲーム関連銘柄が一時急落する場面もあった。
これに対しクラフトンは、短期間でAIが既存のゲームを完全に代替することは難しいとの見解を示している。ただ、AI技術の進展が業界構造に破壊的影響を及ぼす可能性は認めており、新たなビジネス機会の模索を進める。
クラフトンはディープラーニング本部を中心にゲームAI技術を高度化すると同時に、「フィジカルAI(Physical AI)」分野への進出も計画している。フィジカルAIとは、ロボットや自動運転車のように物理環境を認識し、実際に行動を実行できるAI技術を指す。
今年上半期には、ユーザーと相互作用するAIベースのNPCモデル「PUBG Ally(パブジー・アライ)」を公開予定だ。音声対話を通じてプレイヤーとコミュニケーションを取り、状況に応じて反応する機能を備える。
クラフトン関係者は「ゲーム会社として蓄積してきた技術と研究開発力を基に、核心的能力を明確化し、それを軸に新規事業を検討していく」と述べた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News
