ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)連覇を狙う日本代表は、1次ラウンド第2戦の韓国戦を乱打戦の末に8対6で制した。大谷翔平選手(ロサンゼルス・ドジャース)の2試合連続アーチに鈴木誠也外野手(シカゴ・カブス)の2打席連発、吉田正尚外野手(ボストン・レッドソックス)の大会1号とメジャー組が揃い踏み。準々決勝進出へ大きく前進したが、試合の流れを一気に日本へと引き寄せたのは3番手で登板した種市篤暉投手(ロッテ)だった。
ゲームチェンジャーの出現
ゲームチェンジャー、試合の流れを一気に変えるキーマンの出現だ。
いきなり初回に先発の菊池雄星投手(ロサンゼルス・エンゼルス)が韓国に3点の先制を許した試合。しかしその裏には鈴木の2ラン、そして3回には大谷、鈴木、吉田の三発で逆転したものの、直後に2番手の伊藤大海投手(日本ハム)が2ランを浴びて、試合は振り出しに戻された。
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そしてこう着状態となったゲームを一気に動かしたのは、7回に日本の3番手としてマウンドに上がった種市だった。
まずは4回に伊藤から2ランを放った金慧成内野手を154kmのストレートで空振り三振。続く1番の金倒永内野手は1ボール2ストライクと追い込んでからの落差の大きいフォークボールで空振り三振に仕留めた。そして最後は韓国のメジャー組、ジャメイ・ジョーンズ外野手(デトロイト・タイガース)のバットも空を切らせた。
2ボール2ストライクからの6球目。やはりインコースに大きく落ちるフォークを決め球にした三者連続三振で、勝負の流れを一気に日本へと引き寄せたのである。
「シンプルにホッとしています。いい場面で投げたいと思っていたけど、点を取られてはいけないシチュエーションだったので、自分の持ち味の奪三振でいい流れを持ってこられたんじゃないかなと思っています」
井端監督も評価する「圧巻の投球内容」
種市本人もこう胸を張ったように、直後に相手投手の制球難から押し出し四球、そして吉田の2点タイムリーで日本が激闘を制することになった。
