気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、電電開発、PC向けに1月16日にリリースされた1ターンデッキ構築ローグライト『One Turn Kill』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、カードドローとデッキコントロールが勝負の鍵を握る日本産カードゲーム。最大の特徴は、バトル中1ターンしか行動できないというもの。それによって生まれる、緊張感とカードを展開し続ける爽快感が魅力です。

『One Turn Kill』は、1,200円(3月20日までは20%オフの960円)で配信中

――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

onkyiはじめまして!電電のonkyiと申します。『One Turn Kill』ではゲームデザイン・キャラグラフィック・アニメーションを主に担当していました。よろしくお願いします。

好きなゲームを一つに絞るのは難しいですが、強いてあげるなら『ファイナルファンタジーX』だと思います。

――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?

onkyi『One Turn Kill』の一番の特徴は、カードのコスト分だけ山札からドローをするというゲームシステムにあると思います。コストのバランスを考えつつデッキをくみ上げる、自分で考えたデッキがうまく回って敵が倒せる、というのが本作の面白いポイントだと思います。

元々は、ドローをテーマにしたカードゲームを作ろうという所がアイデアの発端でした。ドローを高頻度で行うためにマナシステムにドローを組み込む、ゲームを成り立たせるためにターンを1ターンに制限する、といった感じでゲームシステムを詰めていきました。他にはないゲームシステムですから上手くバランスが取れるか不安でしたが、想像以上に上手くはまった感覚はあります。

また、本作にはストーリーがあります。カードゲームでストーリーがあるのは少し珍しいとは思いますが、ゲームを短くまとめるためには必要でした。私は、プレイした人がそのゲームについて語りたくなるようなゲームを作りたいと思っています。カードの効果や敵の能力、キャラクター性、ストーリーなど、フックになる要素を沢山入れようと意識して制作を行っていました。そのどれか一つでもユーザーの皆さんに刺さっていたら嬉しく思います。

――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?

onkyiたくさんのゲームを参考にしています。いくつかピックアップするなら、バトルデザインやカードデザインは『Slay the Spire』、ゲーム全体の構成は『Hades』、ストーリーや世界観は『SANABI』と『A Space for the Unbound 心に咲く花』に強く影響を受けていると思います。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。

onkyi「東京ゲームダンジョン外伝」というイベントに出展したことだと思います。チームが初めて出展した外部イベントでした。

実際に目の前で遊んでもらえて色々なフィードバックを得ることが出来ましたし、このイベントをきっかけに今のパブリッシャーに声をかけていただきました。趣味のゲーム作りから、売るためにゲームを作るという目標に、明確にチームの意識が切り替わったタイミングだと思っています。

――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。

onkyiリリース後のユーザーの評価は、私の予想より遥かに良かったです。『One Turn Kill』はボリュームが多いゲームとは言えないですし、人を選ぶ要素もあります。そういった所も含めて、ユーザーの皆さんに受け入れて貰えたのはとても嬉しかったです。

またゲーム性以外にも、ストーリーやBGMが良かったという声も多く、カードゲーム以外のところでも特徴を出せたというのはこだわって良かったと感じた部分でした。

――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。

onkyi不具合の修正やスイッチ版の対応を進めていきます。今のところ、コンテンツの追加等の予定はないです。私は今の『One Turn Kill』は気に入っています。

ただ、少し時間が経って落ち着いたらまた考えも変わるかもしれないです。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

onkyi一切問題ないです。ぜひ皆さんのデッキを見せて下さい。

――最後に読者にメッセージをお願いします。

onkyi本作は拙いところも多いですが、私の思うゲームの面白さを頑張って詰め込んだつもりです。この記事をきっかけに『One Turn Kill』に少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について

本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に900を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

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