「第二のロブロックスを目指すのはやめろ」Epic Gamesの大規模レイオフとプラットフォーム戦略にコミュニティが猛反発
Epic Gamesが発表した1,000人規模の従業員解雇と複数の主要モードのサービス終了を受け、フォートナイトのプレイヤーコミュニティでは過去最大級の批判が巻き起こっています。特に、CEOのティム・スウィーニー氏が推し進める「メタバース化」の先行投資が、長年親しまれてきた独自のゲーム体験を損なっているという指摘が相次いでおり、SNS上では「第二のロブロックス(Roblox)になろうとするのはやめるべきだ」といった切実な声が拡散されています。
Epic games and Fortnite is going to completely die off when GTA 6 drops.
You can say I’m a hater but every day they’re striving into a shittier direction and losing the core community of what made Fortnite special to begin with
Stop trying to be a new Roblox. It’s Sad https://t.co/f5BmyU1Os2
— Stable Ronaldo (@StableRonaldo) March 24, 2026
今回のレイオフでは、初期のメインキャラクターであるジョーンジーやラミレスを手掛けたヴィタリー・ナイムシン氏や、ライブイベントの安定開催を支えてきたエヴァン・キニー氏といった、作品の「魂」を形作ってきた熟練の開発者たちが対象となりました。これに対しファンからは、フォートナイトの成功を支えた功労者を切り捨てる一方で、低品質なユーザー作成コンテンツが氾濫するプラットフォームへの転換を急ぐ経営姿勢に疑問が呈されています。
質の低下と収益構造への根深い不信感
コミュニティの怒りの背景には、UEFN(Unreal Editor for Fortnite)の導入以降、ゲーム内の「ディスカバリー」画面がクリックベイト(釣り)的なサムネイルや、独創性に欠ける模倣マップに占拠されている現状があります。かつてのような唯一無二のバトルロイヤル体験が損なわれ、単なるミニゲームの集合体へと変貌しつつあることに対し、多くのプレイヤーが「悲しい」と吐露しています。

さらに、運営コストの上昇を理由にV-Bucksの事実上の値上げが断行された直後のレイオフであったことも、火に油を注ぐ形となりました。ユーザーには負担を強き、現場を支えるスタッフを解雇する一方で、特定のクリエイターには巨額の分配金を支払い続けるという歪な収益構造に対し、ティム・スウィーニー氏の経営責任を問う声は止みません。
「GTA 6」という巨大な脅威を前に
また、2025年以降に発売が控える「グランド・セフト・オートVI(GTA 6)」の存在も、ファンの焦燥感を強めています。圧倒的なクオリティが期待される競合タイトルの登場を前に、自社の強みである「公式による高品質なコンテンツ」を縮小し、クリエイター任せのプラットフォーム戦略に舵を切ったEpic Gamesの判断は、フォートナイトというブランドそのものの終焉を招きかねないという懸念が広がっています。
ティム・スウィーニー氏は依然として「Unreal Engine 6」への進化と年末の大型計画に自信を見せていますが、かつての「フォートナイトの魔法」を取り戻せるかどうかは極めて不透明な状況です。プラットフォームとしての規模拡大と、ゲームとしての純粋な面白さ。この二つの間で揺れ動くEpic Gamesは、今まさにプレイヤーの信頼という最も重要な資産を失うかどうかの瀬戸際に立たされています。
