
オンラインプラットフォームRobloxは2026年6月17日、16歳未満のユーザー向けに年齢別アカウント「Roblox Kids」と「Roblox Select」の提供を日本を含む世界各国で開始しました。子どもの成長段階に合わせて保護機能が切り替わる仕組みで、保護者がより直感的に管理できる環境を整えます。
年齢に応じた2段階のアカウント
Roblox Kids(5~8歳向け) は、最も厳格な保護設定が標準で適用されるアカウントです。独自の選定プロセスを通過した「Minimal(最小限)」または「Mild(軽度)」のコンテンツ成熟度ラベルが付与されたゲームだけが表示され、チャット機能は初期設定でオフになります。
Roblox Select(9~15歳向け) は、「Moderate(中程度)」までのレーティングのゲームを遊べるアカウントです。チャットの設定はユーザーの年齢や居住地域に応じて自動的に調整されます。
いずれのアカウントでも、開発者の本人確認(ID認証)、AIによるリアルタイムのシーン評価、強化されたコンテンツ審査の3段階チェックを適用。センシティブなテーマを扱ったゲーム、ソーシャルハングアウト(交流空間)、および自由描画(フリーフォーム絵画)機能を含むゲームは初期設定で表示対象から除外されます。
年齢が上がるとアカウントは自動的に切り替わり、9歳でRoblox KidsからRoblox Selectへ、16歳で通常アカウントへ移行します。なお、すでに年齢確認を済ませている16歳未満のユーザーは、お気に入りのゲームの大部分にそのままアクセスできるとのことです。
保護者向けの管理機能を大幅に拡充
保護者向けの管理機能(ペアレンタルコントロール)も大幅に強化されました。自分のアカウントと子どものアカウントを紐づけた保護者は、プレイ履歴やフレンドリストをリアルタイムで確認できるほか、閲覧可能なコンテンツのレーティング上限、チャットの可否、利用時間、月ごとの課金上限をそれぞれ個別に設定できます。
新たに追加された主な機能は2つです。1つ目は、ゲームのブロックやダイレクトチャット管理といった詳細な操作権限を子どもが16歳になるまで維持できるようにする管理権限の延長。2つ目は、子どものデフォルトアカウント設定の枠外にある特定のゲームについて、保護者が内容を確認したうえで個別にアクセスを許可できるゲーム承認機能です。
Robloxのグローバル保護者評議会の日本代表である角田拓志氏は「日本においてロブロックスは子どもたちに広く認知されている一方、大人の理解がまだ十分に追いついていないのが現状です」としたうえで、「強固な保護措置を備えたロブロックスを単なるゲームとして遠ざけるのではなく、親子で未来の『デジタルセーフティリテラシー』を共に育む優れた教材として、前向きに活用していく方法を皆さまと模索していきたいと考えています」とコメントしています。
年齢確認の徹底と国際基準への移行も
Robloxは、チャット機能を利用するすべてのユーザーに顔認証による年齢確認を義務づけた大規模プラットフォームとしても知られています。今回の導入完了後は、年齢確認を済ませていないユーザーは年齢を問わずチャット機能などが制限されます。
また、16歳未満のユーザーがプロフィールやゲーム詳細ページ上でソーシャルメディアリンクを共有・閲覧する行為も今月後半から全面的に制限されます。さらに今年後半には、国際年齢レーティング連合(IARC)の枠組みへの移行も開始する予定です。
