個人開発サークルのClubroom(代表:macaloco)は、本日2026年1月7日、位置情報が次の展開を決めるノベルゲーム作成ツール『冒険文庫』のベータ版を公開した。
スマートフォンに完全対応しており、シナリオ作成/ゲームプレイのいずれも、無料でブラウザから行うことが可能。

位置ゲームとノベルゲームの融合

『冒険文庫』最大の特徴は、日常の風景を物語の舞台に変えるをテーマに、位置情報×ノベルゲームという新しい遊び方を提案している点だ。

日頃、ノベルゲームに慣れ親しんでいる人にはもちろん、周遊ゲームや謎解きゲームの好きな方にも、好きな街に自分たちの手で物語を与える楽しみを提供する。
小説や漫画の舞台が聖地化するように、物語には訪れたことのない土地への愛着を生み出す力がある。冒険文庫でつくられた物語は、自分の指と足で次の展開を選びとり、現実の風景とシンクロしながらストーリーが進みる。それは、エリアの観光資源になるだけでなく、遊び手にも没入感と満足感を与えることにつながるはず。

インストール不要で即ゲーム公開。遊ぶだけならログインも不要

必要なものは、インターネットにつながるスマホ、またはPCのみ。GoogleまたはLINEのアカウントでログインをして、シーンを積み上げ、あとは公開ボタンを押すだけで新着ゲームとして公開される。ゲームのプレイ状況はブラウザ内部に保存されるため、遊ぶだけならログインも不要。

6種類のシーンの組み合わせでシナリオ構築。変数、条件設定は日本語でOK

『冒険文庫』では、[物語テキスト、入力問題、選択問題、アイテム入手、ダイス判定、AIキャラクター(※準備中)]という6種類のシーンを積み上げてシナリオを構築していく。シーンの入口と出口で、それぞれ変数やイベントの発動条件を日本語で設定できるため、非常に直感的に操作が可能。

イベントの条件は、特定シーンを通過したかどうかの他に、曜日や時間帯を指定できるものや、秒単位で時間制限をかけるもの(例:30分以内に指定の場所へ行こう、15秒以内に選択肢を選ぼう)など他にはない仕組みがあり、また変数には任意のポイントを付与できるので、経験値や好感度、またはフラグとして利用利用できるようになっている。

スマホ一台で、多彩な位置ゲーム・ノベルゲームが誰にでもつくれる

カウントダウン機能を使って選択肢に時間制限を設けたり、隠しスポットを作って距離だけを頼りに宝箱を探したり、遊び方は工夫次第。もちろん位置情報を使わないノベルゲームの開発にも利用できる。ただし苦手なこともあり、外出時に数時間を遊ぶということに最適化されているため、長編の管理は苦手としている。また現在は、容量制限が厳し目で音声などをふんだんに利用するとすぐに上限に達してしまう可能性が高い。この点は、状況を見ての制限緩和および、容量購入の入った有料プランの導入も検討していきたいと考えている。

【作成可能なジャンルの例】
謎解き、スタンプラリー、観光案内、脱出、ライブRPG、聖地巡礼、宝探し、クイズ、小説、恋愛シム、育成、ノベルゲーム

YAMLファイルを使い、AIにシナリオスクリプトを書かせることも

シナリオは、YAMLファイルという人間でも読み書き可能な形式で管理され、いつでもダウンロード可能。そのため、YAMLファイル(とマニュアル掲載のYAML仕様書)を任意のAIに渡して、シナリオスクリプトの制作を完全自動化することが可能になっている。AIと壁打ちをしながら物語を固め、面倒な入力部分をすべてAIに丸投げできる。

冒険文庫

ジャンル:ノベルゲーム作成ツール
開発:Clubroom(macalocoの個人サークル)
サービスURL:https://boukenbunko.com/
利用料:無料(※機能拡張の有料プランを提供予定)
対応ブラウザ:Chrome, Safari(他、Chromium系ブラウザ)

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