2026年02月06日 13時35分
AI

Googleがプロンプトからインタラクティブな3D体験を生成できるAI世界モデル「Project Genie」を発表してから1週間も経たないうちに、自分で作ったゲームを共有できるプラットフォーム「Roblox」がAI世界モデルとプロンプトを活用して、クリエイターが体験を生成し、それをリアルタイムで変更できるようにする「リアルタイム・ドリーミング(real-time dreaming)」を発表しました。
Accelerating Creation, Powered by Roblox’s Cube Foundation Model | Roblox
https://about.roblox.com/newsroom/2026/02/accelerating-creation-powered-roblox-cube-foundation-model
Roblox calls its take on AI world models ‘real-time dreaming’ | The Verge
https://www.theverge.com/games/873777/roblox-ai-world-models-real-time-dreaming-4d-creation-tools
GoogleやMeta、xAIといったテクノロジー企業は、AIがユーザーによるインタラクティブな体験の作成を支援できるという考えに関心を寄せています。特にGoogleはその一環として、ユーザーがそれぞれ独自のインタラクティブな世界を作成し、中を探索することができるウェブアプリ「Project Genie」を発表しています。
Googleが独自のインタラクティブな仮想世界を作成・探索できる「Project Genie」をリリース – GIGAZINE
Robloxは、同様のビジョンの実現に向けた一歩として、AI世界モデルに対する独自の取り組み「リアルタイム・ドリーミング(real-time dreaming)」を発表。同時に、独自の基盤モデルである「Cube Foundation Model」を基盤とした「4D generation」のベータ版を公開しました。
4D generation自体は2025年8月に開催された「2025年Roblox開発者会議」の基調講演で発表されており、以下のムービーの57分20秒辺りから見ることができます。
Opening Keynote | RDC 2025 – YouTube

リアルタイム・ドリーミングを支える技術として、RobloxはCar-5やBody-1といった「スキーマ」を導入しました。スキーマは、生成されたオブジェクトが適切に機能するために必要な構造を定義するものです。例えばCar-5スキーマでは、ボディと4つの車輪を個別のメッシュパーツとして出力し、生成された形状やサイズに合わせてスクリプトを自動調整することで、意図した通りの動作を可能にしています。
4D generationの大きな特徴は、静的な3Dモデルに機能性とインタラクティブ性を付与する点にあります。エンジニアリング担当シニアバイスプレジデントのAnupam Singh氏によれば、生成された車は「車輪が回転する」「プレイヤーの操作に従って走行する」など、期待通りの動作を実現するとのこと。将来的には、自然言語のプロンプトだけでアセット、環境、コード、アニメーションまでを含むシーン全体を構築できる環境を目指しています。
なお、Robloxの製品担当シニアディレクターであるKarun Channa氏がテクノロジー系メディアのThe Vergeに語ったところによると、Robloxのリアルタイム・ドリーミングはまだ「研究段階」にあり、ツールがいつ利用可能になるかについてのスケジュールは決まっていないそうです。
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