新潟県立万代島美術館(新潟市中央区)で、「大カプコン展 ―世界を魅了するゲームクリエイション」が3月14日から開催されます。

家庭用ゲーム機の登場から約半世紀―ドット絵から始まった「ビデオゲーム」は、いまや映画と肩を並べるような美しい映像によって多くの新しい世界を生み出しています。私たちの生活に広く浸透し大衆文化の一部となったゲームはいまや、テクノロジーと表現の領域を横断し、クリエイターの創造力と個性が発揮される総合芸術であると言えるのではないでしょうか。1983年の創業から世界的ゲームソフトメーカーに成長した現在まで、その本社を大阪に置くカプコンは、数多くのタイトルを開発し、世界の人々を魅了してきました。

本展では開発者たちの「手」による企画書や原画、ポスターやパッケージなどのグラフィックワーク、体験型コンテンツ、最新技術など、ゲーム誕生の壮大なプロセスとそこに関わるクリエイターたちの想像力と実現力を惜しみなく展覧会という場に投入し、日本が誇るゲーム文化をあらためて捉えなおす機会を創出します。

大カプコン展 ―世界を魅了するゲームクリエイション

会場:新潟県立万代島美術館(新潟市中央区万代島5-1 朱鷺メッセ内 万代島ビル5階)

会期:2026年3月14日(土)~6月21日(日)

開館時間:10:00~18:00 (観覧券の販売は17:30まで)

休館日:月曜日
(ただし、3月23日(月)、5月4日(月・祝)は開館)

観覧料(当日券):一般1,800円、大学・高校生1,500円
※中学生以下無料
※障害者手帳をお持ちの方は観覧料免除

アクセス:JR新潟駅万代口より「佐渡汽船」行路線バスにて約15分「朱鷺メッセ」バス停下車/北陸自動車道「新潟中央IC」から車で約20分

詳細は、大カプコン展 公式ホームページまたは新潟県立万代島美術館 公式サイトまで。

会場構成
START 想像したことは創造できる

カプコンは1983年の創業から今日まで様々なゲームを開発してきました。本展では【新しい遊び】や【革新的なゲーム体験】を届けることを目指し、世界中のファンを魅了するゲームづくりに挑んできたカプコンクリエイターたちの創意工夫や熱意、ゲーム開発のプロセスなどを多角的に見ることができます。

キャラクターパレード

キャラクターパレード ©CAPCOM

歴代の人気キャラクターが大行進する巨大アニメーション。キャラクターたちと共に入場できます。

ROUND 1 カプコン ゲームクロニクル

時代やゲーム機に合わせて、様々なジャンルの作品を展開し、『モンスターハンター』シリーズ、『バイオハザード』シリーズ、『ストリートファイター』シリーズなど、数々のヒット作を生み出してきました。カプコンが歩んだゲームの歴史や世に送り出したキャラクターたちを振り返ります。

ヒストリー

ヒストリー ©CAPCOM

1980年代から現代にいたるまでのカプコンの歴史やゲーム業界を年代順に振り返ります。ゲーム機の実物なども展示されます。

キャラクター

キャラクター ©CAPCOM

人気キャラクターたちのイラストや設定画などの開発資料、立体造形物などを展示します。

ポスター/メインアート

ポスター/メインアート ©CAPCOM

歴代タイトルのパッケージに採用されたイラストの原画や発売当時、宣伝広告として使用されたポスターの実物を展示します。

ROUND 2 テクノロジーとアイデアの進化

過去から現在に至る、ゲームづくりの裏側や制作過程を探ります。

カプコンピクセルラボ

カプコンピクセルラボ ©CAPCOM

タブレット端末を使って、ドット絵づくりにチャレンジ!作ったキャラクターは、ご自身のスマートフォンでダウンロードが可能です。制約の多かったビデオゲーム黎明期のグラフィック制作を紹介する「ドット絵時代の創意工夫」コーナーと合わせて、楽しむことができます。

フェイシャルトラッキングミラー

フェイシャルトラッキングミラー ©CAPCOM

最新のキャラクター表情制作技術の一端を展示。鏡を模したモニターの前に座って表情を変えると、それに合わせてキャラクターの表情も変化します。

サウンドシアター

サウンドシアター ©CAPCOM

懐かしい8bitサウンドから臨場感あふれる立体音響まで、ゲーム音楽の進化を体感できる空間です。

ROUND 3 ファンタジーとリアリティ

現実世界ではありえない【ファンタジー】に【リアリティ】を持たせてきたことはカプコンが手がけるゲームの特徴のひとつです。クリエイターたちの発想やこだわりの一端を見ていきます。

プロジェクションマッピング

春麗(プロジェクションマッピング)©CAPCOM

ゲーム中で使用されているテクスチャーデータなどをプロジェクションマッピングで等身大立像へ投影し、現在の3DCG制作の工程や裏側を表現。

モーションキャプチャーミラー

モーションキャプチャーミラー ©CAPCOM

今やゲーム開発に欠かせない技術であるモーションキャプチャーの疑似体験コーナー。特殊なスーツや機材を使うことなく、誰もが簡単にモーションアクターの気分を味わえます。

FINAL ROUND 受け継がれるカプコンらしさ

カプコンのタイトルをプレイすると、ジャンルやゲーム性は違えど随所に“カプコンらしさ”を感じる方も多いのではないでしょうか。脈々と受け継がれてきたクリエイターたちの魂をインタビューや企画書から紐解きます。

伝説の企画書たち

モンスターハンター企画書 ©CAPCOM

カプコンの礎となった、過去のゲーム仕様書や企画書などを展示します。これまでほとんど世に出ていない、約40年前のカプコン創業期のタイトル資料も展示されます。

音声ガイドは人気声優・森川智之さんが担当

ゲーム誕生の壮大なプロセス、そこに関わるクリエイターの熱意・創意工夫を、『バイオハザード』シリーズのレオン・S・ケネディや 『デビル メイ クライ』シリーズのダンテなど、多くのカプコンタイトルでキャラクターボイスを務める森川もりかわ智之としゆきさんが案内します。

音声ガイド/ナビゲーター 森川智之(声優・ナレーター)

ドット絵から始まったビデオゲームが、いかにして世界を熱狂させる「総合芸術」へと進化したのか。本展は、その裏側にあるクリエイターたちの情熱と、驚異の最新技術を目の当たりにできる貴重な機会です。おなじみの人気キャラクターたちが迎えてくれる巨大アニメーションから、貴重な秘蔵の企画書、そして実際にドット絵制作やモーションキャプチャーを体験できるコーナーまで、非常に充実したコンテンツが待っています。ゲームファンの方はもちろん、これまであまりゲームに触れてこなかった方も、日本の誇るクリエイティブな文化の深さを五感で堪能できる力の入った展覧会としておすすめです。(美術展ナビ)

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