世界最大の格闘ゲーム大会「EVO」が、「Beginning The Next Evolution」(次なる進化の始まり)と題した今後の展開に関する発表を行ないました。
「EVO」の所有権をめぐる買収は2021年に始まり、現在は、サウジアラビア「Qiddiya Investment Company」傘下の「RTS」社が100%保有しています。
2021年3月
2025年8月
2025年9月
2026年2月
RTSの100%保有となった「EVO」は、今後以下のような展開を予定しています。
今後の「EVO」開催に関するイベントカレンダーが公開されました。
2026~2027年にかけて、「EVO」は世界9の国と地域に展開を拡大していきます。
「EVO」は新たな世界大会の開催を計画しています。
新世界大会は、「格闘ゲームにおける真のグランドマスター」を決めることをコンセプトとしています。
出場者は複数のゲームタイトルに精通している必要があるとのことで、トライアスロンのように1人で複数タイトルを競う形式になる可能性があります。
採用するゲームタイトルは、最新タイトル・過去の名作から競技性を重視して選定すると説明されていました。
世界各地で多くの大会が開催されるのは喜ばしいことですが、懸念点もあると感じています。
今後、格闘ゲームの競技シーンは得られる名誉や賞金規模をもとにすると下記の4つが主流な展開になっていくと予想されます。
各ゲームの公式世界大会・公式リーグ&トーナメントEsports World CupEsports Nations CupEVO
このうち、「Esports World Cup」「Esports Nations Cup」「EVO」は、いずれもサウジアラビア政府系プロジェクトと関係しています。
格闘ゲームの主要大会の多くに、サウジアラビア政府関連団体が関与する構造になりつつあります。
このような力を持つ大会運営団体の存在により、Counter-Strikeでは大会が過密スケジュール化する中で、日程のバッティングの問題が発生しています。
Counter-Strikeでは、サウジアラビア政府関連の「Savvy Gaming Group」傘下にある「ESL FACEIT Group」が大きな力を持っており、他団体が先に発表していた日程にかぶせて大会を開催したり、チームに自社大会を優先させる取り組みを行なっています。
※「Esports World Cup」の運営は「ESL FACEIT Group」が担当
大きな力を持つ大会運営団体が大会カレンダーを埋め尽くすことで、他の運営団体が大会をキャンセルしたり、開催する機会を失うなど、割を食う形になっています。
大会スケジュールが過密になることで、選手が疲労や燃え尽き症候群で活動を休止するようなケースもあります。
今後の格闘ゲーム競技シーンでも、このような問題が起きる可能性があるのか気になるところです。


