アートディンクはNintendo Switch 2版「A列車で行こう9 Evolution」と「A列車で行こう9 Evolution 40周年メモリアルボックス」を6月4日(木)に発売予定だ。すでに通販サイトでは予約受付が始まっており、筆者も「A列車で行こう9 Evolution 40周年メモリアルボックス」を予約済み。
今回発売される「A列車で行こう9」は、元々はPC向けに2010年に発売されたゲームで、その後16年にわたって4回のメジャーアップデートが行われ、拡張キットも6本が発売された。その最新バージョンをNintendo Switch 2で遊べる。しかもグラフィックの品質向上や、機能、建物の追加もあるという。
ゲーム本体のグラフィックも大幅に向上した。たとえばこの画像、運転席の窓に風景が映り込んでいる
そして、「40周年」は何かというと、「A列車で行こう」というゲームが初めて発売されてから40周年という意味だ。その後、PCや家庭用ゲーム機、ケータイ版など、数え切れないタイトルが発売されている。本作はその集大成という意味もある。
筆者にとって「A列車で行こう」は人生の相棒のような存在だ。40年前の「A列車で行こう」は、初めて所有したPCマシン・PC-8801mk2で遊んだタイトルの1つ。それ以降、乗り鉄と鉄道ゲームを趣味としてきた。「A列車で行こう」から鉄道の仕組みについて気付きを得ることも多く、その経験が現在の鉄道ライター稼業につながっている。とくに「A列車で行こう9」はバージョンアップするたびに公式ガイドブックを執筆させていただいた。
筆者は鉄道ファン、鉄道ゲームファン、そして「A列車で行こう9」シリーズのガイドブック執筆者として、「A列車で行こう9」の新作が気になる。しかも「40周年メモリアルボックス」に同梱されるアイテムがイキな企画で心に刺さりまくる。そこで今回は、特典にフォーカスして紹介しよう。
いま、あえて「A列車で行こう9」で遊びたい理由
今回、初めて「A列車で行こう9」というタイトルを知った人もいるかもしれない。ざっくり説明すると「線路を敷き、列車を走らせ、都市を発展させるゲーム」だ。鉄道会社経営シミュレーションゲームであり、都市開発ゲームでもある。1985年に発売された「A列車で行こう(無印)」から数えて、9代目のタイトルだから「A列車で行こう9」である。前作と連続性はないから「9番目」ではなく「9代目」だ。
冒頭でも紹介したように「A列車で行こう9」は2010年にWindows版が発売され、現在までに4回のメジャーバージョンアップを実施した。その結果、16年にわたり遊び続けられるゲームとなった。人気の理由は、鉄道会社公認で実際の鉄道車両を300種類以上も収録したこと。日本の鉄道風景、沿線風景に似合う建物も500種類を超えている。マップコンストラクション機能を使えば、現実に近いリアルな風景も作れるし、ダイヤ作成機能を使って、複雑な列車の運行もシミュレーションできる。
PC版とNintendo Switch 2版の比較。遠景と樹木の解像度が上がり、水面の反射が美しく、撮り鉄が好む「水鏡」も期待できそうだ
日本の景色を日本の列車が走る。ずっと風景を見ていたい
Nintendo SwitchとSwitch 2では「A列車で行こう はじまる観光計画」がリリースされている。こちらはゲーム性に特化したタイトルで、ゲームには明確な目標があり、シナリオをクリアすべく路線を建設するという遊び方だ。車両はデフォルメされたかわいい姿になっている。これに対して「A列車で行こう9」はシミュレーション要素が強い。赤字で倒産しないように経営し、街の成長に関与しつづける。盆栽のようなゲームである。
「A列車で行こう9」をNintendo Switch 2に移植するにあたり、チュートリアルやクリア目標付きマップが追加されている。また、映像の品質を上げ、PC版にはない、新しい機能、建物が追加されている。その意味で「A列車で行こう9 Evolution」は「A列車で行こう9」の集大成だ。「A列車で行こう9」のプレイヤーはその進化を楽しんでもらいたいし、「A列車で行こう はじまる観光計画」のユーザーにも、リアルな列車が走り回る世界を体験してもらいたい。
転車台と機回し(機関車の前後付け替え)は2018年に「A列車で行こう9」のVersion5.0で搭載された。2010年発売当時から進化しすぎて、もはや新作も同然になった
2024年に発売された「A列車で行こう9 Version5.0 車両キット 3rd」で収録された「宇都宮ライトレール HU300形」も「A列車で行こう9 Evolution」に収録。
こちらは「A列車で行こう9 Evolution」で初搭載された緑化建物群。環境に優しい景色だけど、設置しすぎると人類が滅亡し荒廃した世界で植物が繁茂した様子になりそう
鉄道ファンには嬉しい「ペデストリアンデッキ付き駅舎」も初登場。プラットホームとバスターミナルが一体となっている
「A列車で行こう」シリーズは、シミュレーション要素の強いPC版系統と、ゲーム性を重視したコンシューマ機版系統がある。そのどちらを遊んだ人にとっても、「A列車で行こう9 Evolution」は魅力的だ。
Nintendo SwitchやPCで「A列車で行こう はじまる観光計画」を遊んだユーザーにとって、「A列車で行こう9 Evolution」は「もっとリアルな風景や鉄道運行を楽しみたい」という希望を叶えてくれる。A列車で行こう9の資産を継承して、実在の車両は300車種以上を収録し、車両単位で連結して最長10両編成を組める。E8系(つばさ)+E5系(はやぶさ・やまびこ)の連結スタイルも可能だし、地方で見かけるディーゼルカーの車種混合編成も可能だ。日本の景色にふさわしい約600種類の建物も魅力的だ。シナリオはないけれど、チュートリアルモードがあり、目標を設定されたマップは53種類もある。マップは最大10km×10kmと広大だ。
2025年12月に発売された「A列車で行こう はじまる観光計画 Nintendo Switch 2 Edition」。「A列車で行こう9」に比べゲーム性がわかりやすい。車両がデフォルメされていて親しみやすい
PC版「A列車で行こう9 Version5.0」と、その移植版のPS4版「A列車で行こうExp.+」のユーザーも新機能、新要素に注目だ。チュートリアルを含めたマップを4種類追加し、クリア条件が設定されてゲーム性が高まった。映像エフェクトも刷新されて、とくに水面や太陽光線の描画の進化も楽しみだ。Nintendo Switch 2を大型テレビに接続して楽しもう。
現在の鉄道や都市の風景を再現する建物も魅力的だ。プラットホームにホームドアの有無を選択可能。電停は「バリアフリータイプ(点字ブロック+スロープ)」、駅舎に「ペデストリアンデッキとバスターミナル付き」、地下鉄駅には「エレベータータイプ」や「エスカレーター付き」が登場。緑化タイプの建物は目に優しいだろうし、Bリーグ人気を反映した「バスケットボールアリーナ」や「データセンター」、「メガソーラー」も現在の街の風景に似合う。資材置き場で見立てていたコインパーキングも建物化されて登場する。
マップコンストラクション機能で理想の箱庭を作れる。Nintendo Switch 2の操作を想定してユーザーインターフェースが改良された。Switch 2コントローラーのマウスモードを使うともっと操作しやすい。
「A列車で行こう3」で世界を驚かせた「クォータービュー視点」に固定可能。後に「シムシティ」などに採用されるなど、箱庭ゲームのクリエイターに影響を与えた画角だ。ただし、当時は45度だと「建物の向きが同じで重なりがわかりにくい」という声もあり、「A列車で行こう7」以降は角度が変更された。「A列車で行こう9 Evolution」は15度単位で画角を変更できる。「A列車で行こう」シリーズの歴史を反映した機能だ
ゲームコントローラに最適化されたUIに期待できるし、Nintendo Switch 2コントローラーのマウスモードが使えるから、PC版とほぼ同じインターフェースを実現している。アートディンクによると、A列車で行こう9をNintendo Switch 2へ移植するきっかけは、Nintendo Switch 2コントローラーのマウスモード搭載だったという。
16年前は高価なハイスペックPCが必要だった「A列車で行こう9」が、「A列車で行こう9 Evolution」となって、Nintendo Switch 2で持ち運び、どこでも遊べる。テレビにつなげば大画面で楽しめる。これが16年の進化、そして40年の集大成だ。「A列車で行こう」シリーズを楽しんだ人なら誰もが新鮮な気持ちで楽しめる。Nintendo Switch 2で新しい体験を得られるはずだ。
「A列車で行こう9 Evolution 40周年メモリアルボックス」につく素晴らしい特典!
今回発売される「A列車で行こう9 Evolution」には、豪華特典付きの「A列車で行こう9 Evolution 40周年メモリアルボックス」がある。ゲーム本体は同じで、コレクションアイテムが同梱された。アイテムは3つで「LOGiN & 週刊ファミ通 A列車で行こう40周年記念号」、「A列車40周年記念ピンバッジ」、「A列車40周年特別記念切符シート(硬券)」となっている。しかも専用の大きなパッケージで提供されるという、とんでもないファンサービスになっている。こういった初回限定版は売切れたらもう手に入らないので、ファンはぜひ予約していただきたい。
繰り返しになるが、「40周年」は「A列車で行こう」シリーズの最初のバージョンの発売から40周年という意味。「A列車で行こう9」の16年の歴史の前史、24年のルーツをたどる内容になっている。「A列車で行こう」シリーズのファンなら、手元に置きたくなる推しアイテムだ。その内容を紹介したい。
左がゲームのパッケージ。中央が「LOGiN & 週刊ファミ通 A列車で行こう40周年記念号」、右上が「A列車40周年記念ピンバッジ」、「A列車40周年特別記念切符シート(硬券)」これが前出の大きなボックスに入っている(掲載用にサイズを調整した画像)「LOGiN & 週刊ファミ通 A列車で行こう40周年記念号」とは
「LOGiN & 週刊ファミ通 A列車で行こう40周年記念号」は、かつてアスキー(エンターブレイン 現KADOKAWA)が発行していたPCゲーム雑誌「LOGiN」と、現在も発行されているゲーム雑誌「ファミ通」から、A列車で行こうシリーズの記事を抜粋した合本だ。PCで発売されたタイトルと、ゲーム機で発売されたタイトルの企画記事を再構成した。ただし、当時の記事を再録しただけではなく、当時の「良い意味で」クセのある記事や、新たに書き下ろされたインタビューも追加された。懐かしくもあり新たな発見もある。
表紙は「LOGiN」裏表紙は「ファミ通」。PCゲームから始まり、最新作がNintendo Switch 2という歴史を示す……のかな?
デビュー作の「A列車で行こう」は、パズル要素の強いゲームだった。[A]という記号の機関車で資材を運び、白い線を引いていく。資材を買う資金は旅客列車で稼ぐ。駅は長方形の図形で、駅と駅を結び、旅客列車を走らせると運賃を得られる。駅の周辺にはしだいに小さな四角が増えていく。駅の周囲が発展するわけだ。
この「駅の周辺が発展する要素」が、現在の「A列車で行こう」の共通点である。当時は「戦う」とか「冒険を楽しむ」というゲームが多かった。そんな中で、「鉄道」をテーマとし、「町の成長を見守る」という、まったく新しいゲームだった。
2018年にスマホ向けにリリースされた「はじめてのA列車で行こう」は、初代「A列車でいこう」のルールで手軽に遊べるゲームだ
「40周年記念号」に当時の広告も収録されている。対応機種はFM-7/new7/77/77AV(富士通)、PC-8801mkII/mkIISR/FR/MR/TR(NEC)、X1 Turbo/II(シャープ)とある。ここだけで筆者は懐かしさの余り声が出る。おっさんホイホイだ。
懐かしい記事といえばかつて「LOGiN」に連載された「A列車で行こうIV」の小さなコラム「A列車で行かない」だ。「A列車で行こう」ファンをざわつかせた伝説の記事だ。あらかじめ旅客列車で資金を稼ぎ、貨物列車でマップのすみずみまで資材を運んだ後で、すべての線路を撤去し、バスとトラックだけで街を発展させる。まるで俗世を脱ぎ捨てた修行僧のようでシビれた。
一足先に「40周年記念号」の一部を見ることができたが、タイトル別のボリュームでいうと、LOGiNの「A列車で行こうIII」、「A列車で行こうIV」の記事が最も多い。当時は編集部員のほとんどがこのゲームにハマっていた。実際「A列車で行こう」特集の号は売れたし、発行部数を伸ばした。LOGiN編集部で「A列車で行こうIII -オリジナル名鉄車両ディスク-」という冗談みたいな追加データを発売したら、これもかなり売れた。
伝説の記事「A列車で行かない」も収録。となりには伝説の編集長、故小島文隆氏も。LOGiN読者にとって懐かしすぎる
書き下ろし記事は「祝40周年 俺とA列車シリーズ」で、アートディンクから提供された情報はタイトルだけ。LOGiNやファミ通で「A列車シリーズ」を担当した歴代ライターが登場するようだ。誰がどんな話をするか楽しみである。元LOGiN編集長の高橋ピョン太氏が聞き手となる「40周年記念インタビュー」もあるけれど、語り手はまだ秘密とのこと。すべてのタイトルを手がけた人といえば想像が付くけれども、40周年を踏まえた「これから」を語ってくれるだろうか。手に取って確かめたい。
……手前味噌だけど、筆者がアスキー広告部所属時代に書いた記事も収録されているようだ。30年前、ライターとしてデビューする前に書いた記事。かなり恥ずかしいけれど、こんな形で再会できるとはびっくりで、ちょっと嬉しい。
「A列車40周年記念ピンバッジ」
ヨコ3cm、タテ1.5cm、平行四辺形で背景は白、「A40」のロゴを大きく、小さく「Since1985」、「A-TRAIN 40th ANNIVERSARY」の文字が入る。ふくらみと艶があり、スーツの襟に付ける社章のようだ。一目でゲームの記念品に見えないところがかっこいい。
小さいけど存在感のあるバッジを付けている。よく見ると「A-TRAIN」。オシャレだ。でも「A列車で行こう」を知らない人にはわからない。それでいい。これは「A列車で行こう」ユーザーの誇りと忠誠を示すアイテムだから。
ゲームイベントや鉄道イベントでこのバッジをジャケットの襟や帽子に付けておくと、さりげなく「A列車で行こう」ファンをアピールできる。同志が見つけて「おっ、それは……私もそのゲーム好きなんですよ」となるかも。新たな出会い、仲間を見つけられるアイテムと言えそうだ。
車掌じゃなかった社章……でもないけど、正装のパーティにも付けていけるデザイン「A列車40周年特別記念切符シート(硬券)」
「A列車40周年特別記念切符シート(硬券)」は鉄道会社が新路線や新駅を開業する時などに販売する「記念乗車券」を模したアイテムだ。「硬券」はヨコ5.75cm、タテ3cmの厚いボール紙で作られた乗車券、つまりきっぷだ。このサイズは世界共通規格で「エドモンソン式乗車券」という。1836年に英国のトーマス・エドモンソンが考案した。小紙片だけど硬いから無くしにくい。ポケットの中で手触りで分かる。きっぷ売り場で硬いきっぷは種類別のホルダーに入れて整理しやすい。
本物の硬券を作っている会社が作ったから記念きっぷも本物。上は昭和60年発行の「A列車で行こう」、下は令和8年発行の「Nintendo Switch 2」だ。硬券きっぷの裏面は連番が印刷されている。何番が届くか、きっぷコレクターには気になるところ
現在、電車に乗るときに交通系ICカードを使う方法が普及しているけれども、その前は自動券売機できっぷを買った。ロール紙に乗車駅や利用可能区間などを印刷してカットしたきっぷだからペラペラで、これを「軟券」という。これに対して「硬券」は厚紙だから固い。昔はこのきっぷが主流だった。今でも静岡県の岳南鉄道など現役で使っている会社がある。鉄道ファンは由緒正しき「硬券」を好み、収集する人も多い。
記念乗車券はもっと大きな紙にイラストなどの図案を印刷するタイプが多いけれど、鉄道の歴史の象徴とも言える「硬券」の記念きっぷも人気がある。ただし、エドモンソン式の硬券は小さいから、タトウと呼ばれる台紙に固定して販売することが多い。
実はこの硬券は、実際に鉄道のきっぷを製造している「山口証券印刷」が手がけている。この会社は、硬券やマルス券(JRの指定席券)に似た名刺を作ってくれる会社として鉄道ファンには有名だ。
「A列車40周年特別記念切符シート(硬券)」は鉄道の歴史をリスペクトした硬券で由緒正しき記念きっぷに仕立てた。実物のきっぷと並べて、飾り棚に置くべき品だと思う。
【A列車で行こう9 Evolution 40周年メモリアルボックス】に人生をダブらせる
筆者にとって「A列車で行こう」シリーズには思い出が多い。最初の「A列車で行こう」から遊んでいるし、のちにゲーム雑誌「LOGiN」の広告営業担当者となり、当時幕張新都心にあったアートディンク社に頻繁に通うようになる。この頃、京葉線の車内から屋内スキー場「ザウス」の建設を見届けていた。バブル景気時代を象徴する車窓風景だった。あるとき、アートディンクから「新作(IV)をいち早く遊んでみませんか」と誘われて、担当編集者と遊びに行ったら、朝までデバッグを手伝う事態になってしまった。
私が鉄道ファンだと知った編集部に依頼されて、広告営業部員でありながら、濃い解説記事を書いたこともある。その懐かしい記事は「LOGiN & 週刊ファミ通 A列車で行こう40周年記念号」にも収録されている。そういえば、調子に乗って、列車の運行を設定するために「列車ダイヤ」の解説記事も書いた。
駅舎側が発展し、線路の反対側は農地が残る。リアルな都市発展アルゴリズムで「なんとなく見たことがありそう」な景色が形成される
アクセサリーとして、地下鉄駅入口にエレベータータイプなどが追加された
実は「列車の運行をリアルに楽しみたい」は、当時の筆者がアートディンクに強く要望していた。しかし列車ダイヤはゲームユーザーにとって難解だったようで、小島文隆編集長(当時、2015年逝去)に「おまえがこのゲームを難しくしたんだろ~」と叱られた。今となっては懐かしい思い出だ。
LOGiNが「A列車で行こう特集」を連発していた頃、他のゲームメーカーに営業に行くと「LOGiNはアートディンクを贔屓している」と指摘されることもあった。そのメーカーも私にとっては大事なお客様だったから、副編集長(当時、後に編集長)の河野マタロー氏に報告したけれど、「編集部を見てみろよ、みんなこれで遊んじゃってるんだから、A列車で雑誌を作るしかないだろ」と言われた。正直、頭を抱えた(笑)。
アスキーを退職してフリーライターになったとき、「A列車で行こう 21st Century」の同梱ガイドマニュアルの執筆者としてお声がけを頂いた。その後「A列車で行こう7」から「A列車で行こう9」までの公式ガイドブックも書いた。プレイヤーとして、制作関係者として、私も40年にわたり「A列車で行こう」と付き合ってきた。そしていま、私をよく知っている編集者から、この記事を書かされているというわけだ(笑)。
街のアクセサリーとして「シェアサイクル」が登場。コンビニやローカル駅舎に似合う
「運転モード」で列車を運転可能。ボート、自動車も操作できる。現代版「A列車で行かない」を楽しもう
仕事を離れて、趣味の乗り鉄としても、ゲームに収録された車両が増えるたびに、実際に乗ったときの記憶が思い出される。これは鉄道ファンならわかってもらえると思う。「A列車で行こう9」は、蒸気機関車から最新の新幹線車両まで収録されている。人生の節目に乗った車両を、懐かしい景色のなかで走らせる。
そしてなんと言っても、鉄道会社を経営する喜び、自分が街の成長に関与したという充実感がこのゲームの魅力だ。阪急電鉄グループを築いた小林一三や、東急の多摩田園都市構想を実現した五島慶太など、先人が示した「日本型私鉄経営モデル」が、このゲームで再現できる。
「A列車で行こう」以降、まちづくり箱庭系のゲームはたくさん登場したなかで、40年にわたり「A列車で行こう」をプレイした「社長」たちは、自分と同じく鉄道を愛した人だろう。激動の日本経済を乗り越えてきた戦友かもしれない。ぜひ、特典付きパッケージを手にして「A列車人生」をかみ締めてほしい。
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