5月19日の発売が迫るオープンワールドレースゲーム「Forza Horizon 6」。2025年の「東京ゲームショウ」にて発表され、シリーズで初めて日本が舞台となり、数多くの日本車を収録するなど、異例の“日本尽くし”のレースゲームとしてゲーマーから大きな注目を浴びている。

 筆者も前作「Forza Horizon 5」を遊び尽くし、今回の「Forza Horizon 6」を待ち望んでいた。だが、発売1カ月半前になってもなかなか全容がつかめず、ヤキモキしていたのだが、先日マイクロソフトからプレビューの機会をいただいた。本稿では「Forza Horizon 6」のインプレッションをお届けしていく。

 なお、今回はXbox Series X(30FPSのクオリティモード)でプレイしているが、製品版では一部仕様が異なる可能性がある。また、インプレッションにあわせて「Forza Horizon 6」開発チームへのインタビューも行なっているので、こちらも併せてご覧いただきたい。

【Forza Horizon 6 – Official Gameplay Teaser Trailer】

「Forza」プレーヤー待望の日本マップ。実家のような安心感でドライブできる

 まずは「Forza Horizon 6」の日本マップを見ていこう。これまでの「Forza Horizon」シリーズは、初代の米国・コロラド州に始まり、南ヨーロッパ・地中海沿岸(2)、オーストラリア・東海岸(3)、イギリス(4)、メキシコ(5)と欧米を中心に舞台を移してきた。どれも魅力的なマップではあったが、やはり日本のゲーマーとして「日本が舞台のForzaを遊びたい!」と思ったのは筆者だけではないはずだ。

 その願いはシリーズ6作目で遂に叶い、本作「Forza Horizon 6」の舞台は日本となった。開発チームによると「日本を舞台にしてほしい」という要望は世界各国のプレーヤーから寄せられていたとのことで、全世界の「Forza」プレーヤー待望の作品といっても過言ではないだろう。

シリーズ6作目にして、遂に舞台が日本へと降り立った全世界の「Forza」プレーヤー待望の作品と言えるだろう

 マップは「東京シティ」を中心とした架空の都市だが、都市のビル群から地方の田園風景まで、日本の街並みの雰囲気をしっかりと再現している。いわゆる「なんちゃって日本」のような雰囲気はなく、免許持ちの方であれば実家のような安心感でドライブできる。

 実際、今回のプレビュー期間中にかなりの距離を走り込んだが、つづら折りの峠道や都市部を走る高速道路など、日本のクルマ文化を彷彿とさせる道もあり、運転していてニヤニヤすることも多く、ただドライブしているだけでも非常に楽しい。

【「Forza Horizon 6」日本マップの全10地域】

東京シティ南岸地域伊東地域南野地域大谷地域シマノヤマ地域北部地域タカシロ地域ソトヤマ地域レジェンドアイランド

 また、先述のようにマップ自体はオリジナルのものだが、神奈川県の「大黒パーキングエリア」や岐阜県の「白川郷」、沖縄県の「伊良部大橋」などの観光地、渋谷のスクランブル交差点やお台場のレインボーブリッジといった一部の道は、実在の場所を再現している。

 加えて、本作は季節が切り替わり、春は桜が咲き、夏はホタルが飛び、秋は紅葉を見ることができ、冬には雪が降る。プレビューでは春になっていて「弘前城」で桜を楽しむことができた。フォトモードが捗る絶景ばかりなので、愛車と一緒に撮影したいところだ。

渋谷のスクランブル交差点(正面の建物はSHIBUYA TSUTAYAが入るビル「QFRONT」か)和歌山県の観光スポット「那智の滝」など実在の観光地も再現されている四季もあり「弘前城」では桜を楽しめた“ゲームだからこそできるレース”を日本で楽しめる!

 続いては「Forza Horizon 6」のゲームプレイについて紹介していこう。今回はプレビュービルドということで、キャンペーンモードの「Horizonフェスティバル」は冒頭数戦に限られており、オンラインマルチプレイやガレージのカスタムといった要素は制限されていた。これらのコンテンツの詳細は今後のレビューで改めて紹介したい。

 だが、日本を舞台に開催される「Horizonフェスティバル」はかなり新鮮で、南野地域にある白川郷周辺をJDMで駆け抜けたり、伊東地域の田園地帯を四駆のSUVで走破したりと、日本人が見慣れた風景の中“ゲームだからこそできるレース”を楽しめる。日本では公道でのレース開催が珍しいため「Forza Horizon 6」だからこそできる体験と言えるだろう。

【Horizonフェスティバル】

白川郷の周辺をJDMで駆け抜けたり……田園地帯をSUVで走破したりと、日本の原風景の中でレースできるのが非常に楽しい「Forza Horizon 6」だからできるレース体験だ

 加えて、指定された区間を可能な限り速く走行する「スピードトラップ」、ドリフトを決めて最高得点を目指す「ドリフトゾーン」、大ジャンプに挑む「デンジャーサイン」を始めとするチャレンジもマップ各地に用意されている。見慣れた景色の中を運転しているので、田舎道をかっ飛ばしていると取り締まられないか心配になるが、ゲームの中なのでその心配はいらない。

 もちろん現実世界では法律やルールに則って、周りの迷惑にならない運転をするのが当たり前だが、現実では到底不可能なドライブを楽しめるのが「Forza Horizon」シリーズの魅力。日本で愛車と共にスリルのあるドライブを楽しめる、それが「Forza Horizon 6」だ。

「スピードトラップ」で田舎道を時速65マイル(104km)でかっ飛ばしたり……滑走路でドラッグレースにも参加できる現実では到底不可能なドライブを楽しめるのが本作の魅力だその場で買って、そのままレースに参加できる! 軽自動車からスーパーカーまで550台以上を収録

 最後に「Forza Horizon 6」に収録されているクルマについて紹介しよう。本作では、日本メーカーの軽自動車から海外メーカーのスーパーカーまで、発売時点で550台以上を収録する。収録車種は公式ページのカーリストから確認できるが、まだ更新中で全てのクルマが掲載されているわけではないので注意が必要だ。

 さらに、カバーカーには「Forza Horizon」シリーズで初めて日本車が選ばれ、トヨタのフラッグシップスポーツカー「GR GT」とSUV「ランドクルーザー250」の2台がパッケージを飾っている。

□「Forza Horizon 6 Car List」のページ

本作のカバーカーはトヨタの「GR GT」と「ランドクルーザー250」。シリーズで初めて日本車が選ばれた

 また「Forza Horizon 6」では、これまで通りメニュー画面からクルマを購入できるだけでなく、新たにマップ内に「アフターマーケット」というクルマの直売所が実装された。

 「アフターマーケット」のクルマはその場で購入でき、そのまま自分の愛車としてレースに参加できる。サーキットやパーキングエリアの中などにあり、大黒PAで日産「フェアレディZ(Z33)」が販売されていたり、峠道の前でトヨタ「スープラ(A80)」が販売されているなど、ちょっとシュールで面白いシステムだ。

母国開催のHorizonフェスティバル! 5月19日の発売が待ち遠しい

 ここまで「Forza Horizon 6」のインプレッションをお届けしてきた。今回は全てのコンテンツに触れることはできなかったものの、“日本を自由にレースできる楽しさ”を十分に味わうことができ、時間を忘れてドライブに没頭していた。初めての「Horizonフェスティバル」の母国開催ということで、既に筆者もテンションが上がりまくっている。

 今回紹介したコンテンツ以外にも、本作では邸宅を購入して自分のクルマを展示できるガレージを作ったり、新しいオンラインレース「スペックレーシング」といった様々な新要素が用意されている。発売まであと1カ月半あるが、今は「Forza Horizon 5」でエンジンを温めつつ、5月19日の「Forza Horizon 6」を楽しみに待とう!

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